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読書記「ニュートン式 超図解 最強に面白い! ! 哲学」

かねてから、「何が、自分を自分たらしめているのか?」というような疑問を抱えているさやかさんです、こんばんは。

個人的”読書ウィーク”5冊目は、科学雑誌で有名なNewtonより、哲学の入門書です。タイトルにもあるように、図解も多く、文字数もページ数も少ないので、マイペースでも1時間くらいでさっくり読めました。

今回も、学びと気づきを共有させていただければと思います。


哲学の歴史は長い

時はさかのぼること紀元前6世紀、古代ギリシャの時代から始まったそう。確かに、ある程度の文明さえあれば、「考えること」はできるので、納得です。

驚くべきはそれが記録に残っていることなのですが、もう一つは、元は哲学と科学は同じだったということにも驚かされました。つまり、哲学者=科学者でもある、ということですね。

哲学と科学が学問としてわかれ始めたのが17世紀から19世紀にかけて、ということなので、人類の歴史から見ても、哲学の歴史から見ても、かなり最近だということですね。

現在も発展し続けている

哲学が生まれたころは、さまざまな問題を1人で考えていました。(学問に携わる人が少ない時代は当たり前なのかもしれませんが。)そして、学問が発展するとともに、細分化していくこととなります。

科学と分離していった17世紀から19世紀という時代は、科学的な発見も多く、急速に科学技術が発達したと言っていい時代だと思います。

そうやって実験で明らかにできるのが”科学”と、学問の輪郭が明確になっていったことで、現代の哲学の発展にも繋がったのではないかと感じました。

哲学でしか考えられないことがある

倫理や価値は、科学では解明できない

本書12ページより

とあるように、人間の正しさや間違いに正解はありません。自分たち自身で知恵を出し合って、今の社会ができてきました。

社会が複雑化し、科学技術が発展すると、また考えなければいけない問題が溢れてきます。人権に関する問題、遺伝子の改変、人工知能の活用などなど。

複雑化する世界において、哲学を考えることは今まで以上に必要とされるのでは、と感じてしまいました。

おわりに

Newton別冊を再編集した本書ですが、とにかく簡単にまとめた結果、一人ひとりの哲学者に対して1〜2ページ程度しか割かれていません。その分、哲学史の変遷の概要は掴みやすかったと思います。

新しい分野を知るときは、このような全体像を掴める本がいいですね。

気になったこととしては、科学との繋がりを要所要所で解説されていたことなのですが、そういえば(科学雑誌)Newtonだった、と後から気づきました。(もちろん、全く関係ない可能性もありますが)

ということで、また別の視点でも学んでいこうと思っています。

それでは今日はこの辺で。

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