読書記 『君か、君以外か。 君へ贈るローランドの言葉』(著者:ROLAND)
たまには違ったタイプの本を読みたいなと手に取った本。ローランドさんといえば、個人的にはYouTuberのイメージが強いのですが、この本を含め、2冊の著作を発表されています。
改めまして、こんばんは。毎日note更新中のさやか先生と申します。
この本を選んだ時は少しポジティブな気持ちになりたかったんだろうなと思います。手に取ってパラパラと数ページ読んだだけで、涙が出そうになりました。
印象に残ったこと3選
構成としては、いくつかの大テーマに分けられた名言とその解説が続きます。さすがローランドだな、と感じさせられることも多かったのですが、一方で意外なことや新たな発見もありました。
その中から、特に印象に残ったことを紹介させていただきます。
ミニマリズムやデジタルデトックスに割いているページが多め
成功している人は大抵シンプルな暮らしをされている方が多いと思います。ローランドさんもその1人なのですが、元々そうだった訳ではなさそうです。
むしろ、スマホ中毒といっていいくらいのレベルで、強制的に使えないようにしないとスマホを使うのを止められないくらいでした。
おそらくそういった経験を通じて、捨てることや、やめることの大切さを身に染みて感じているからこそ、強く読者に訴えているのかなと思いました。
どんな状態でも許容してくれる
ストイックなイメージもあるローランドさん。部下にも徹底的に厳しく接しているイメージがあります。
なので、しょげてたりめげてたりしたら、喝を入れられそうだなと、少し怖さもあるのですが、タイトル『君か、君以外か。』にも表現されている通り、人生の主役は自分自身だと、繰り返し説いています。
だから、”全員がトップを取りに行け”ではなく、”環境を変えることができないなら”愚痴を言わず働け、と言っています。その上で、自分がトップでいるために続けていることを伝えてくれる、そういった感じです。
続けるコツは、続けること
自分でも意味不明だと言っていますが、でも文字通り、続けていくことで続けることが楽になっていく、ということみたいです。
内容は共感するものなのですが、ローランドさんでもそういうことを感じるんだ!という驚きがありました。だって、そんな庶民の悩みなどは無縁そうだから。(笑)
でも確かに、どんなに大成功した人でも、案外普通だったりしますもんね。派手で目立つから標的になりやすいけど、誰もが一人の人間であることは忘れないようにしたいです。
「自分の味方であり続ける」こと
エピローグで著者が強く訴えていることの一つです。どうしても自分で自分を否定しがちになる時も、自分の味方でいてほしい、と。
もし書店でこの本を見かけたら、エピローグだけでも読んで欲しいです。少なくとも私は元気が出ました。
それでは今日は、この辺で。