スーパーコンピュータ「富岳」のシンポジウムに参加してみた【富岳百景】
コンピュータとのエピソードといえば、大学院生のときに研究室でパソコンを作らされたことが思い出されるさやかさんです、こんばんは。当時はまだパソコンを自作した方が安く上がる時代でしたね。
シンポジウム参加のきっかけ
先日、教育系YouTuberのヨビノリたくみさん(以下、ヨビノリさん)のショート動画を見ていたら、スーパーコンピュータ「富岳」のシンポジウムを宣伝していました。昨年に引き続き、最後のセッションでコーディネータを務めるとか。
コンピュータやシミュレーションは全く専門外なので、詳しくはありませんが、「富岳」の名前くらいは知っています。面白いのかな?と情報を探索していたところ、昨年のパネルディスカッションのアーカイブを発見しました。
zoomを使っていたせいなのか、演者の慣れの問題なのか、はたまた私の理解不足のせいか、ちらっと見た限りでは、正直、面白そうだとは思えませんでした。(笑)
むしろ、今回の前半のセッションの講演のテーマ名を見て、そちらの方が面白そうだと思い、講演の方をメインで参加しました。結果的にも、パネルディスカッションだけにしなくてよかったと思います。
自宅からzoomのウェビナー機能で気軽に参加できたところも大きかったと思います。(しかも、無料!)
そもそも、スパコンって何?
スーパーコンピュータ(スパコン)を語るには、私には知識がなさすぎるのですが、とにかく、めっっっっっちゃ計算できるコンピュータ(計算機)という理解で間違いないと思います。
その、めっちゃ計算できるスパコンの「富岳」をどのように分け合って使うかも決められていて、ざっくり言うと、各テーマで分配しながら使っているみたいです。
前提として、富岳で取り扱いたい(計算したい)ようなテーマは、膨大な計算量が必要なので、気軽には使わせてもらえないということなんでしょうね。
講演を聞いた感想
全体を通じて、今までであれば計算量が多くて諦めていたことも、シミュレーションできるようになってきた、ということがわかりました。
一方で、原子や光子レベルまで細かく予測しようとすると、現在のスパコンレベルでは、まだまだ時間がかかってしまうみたいです。そこで登場するのが、「AI」。
私も完全に理解してはいませんが、パソコンが苦手な人からすると、シミュレーションとAIって何が違うの?って感じなのかなぁ、、、。そこは旧世代の人には少し難しいところかもしれませんね。
AIとスパコンを組み合わせて解明していく世界線、まさに「令和」って感じがしますね。
フェーズが変わっていく
パネルディスカッションでは、「まだまだデータが足りていない」というテーマが話題の中心となっていました。
それも納得で、必要以上のデータを集めても、それを処理できるコンピュータがなかったらまさに無用の長物という気もしますし、そもそも目的によって必要な情報も変わってきます。
実現したいことがあったら、その検証ために必要なデータを集め(必要に応じてセンサー技術も開発したり、法整備を整えたり…)、そのとき使用できるコンピュータのスペックに合わせて計算量を調整する。
ざっくりまとめると、こんなプロセスだということでしょうかね。結論、コンピュータの発展とデータの取得は両輪のように感じました。
まとめ
どのテーマも興味深くて、面白かったと思います。これで、私の中に前提知識が蓄えられたので、次の機会には、もっと理解が深まると思うと、わくわくしますね。
個別のテーマについては語り出すと終わらないのでやめておきますが、普段聞けないような話が聞けて、これからの研究成果が楽しみになりました。
シンポジウムについて知りたい方はこちらからどうぞ。(講演本編は見られないと思いますが、ポスター発表もあります。)
それでは今日は、この辺で。