心とからだを整え、土台をつくった2023年
仕事を納め、大掃除、お正月の準備をしているうちに、あっという間にこのタイミングになってしまいました。
皆さんにとって、2023年はどんな一年でしたか?
私自身は「心身を整えること」に費やした一年だったように思います。
これまでの人生を振り返ると、なりたい人物像に近づけるように目標を掲げては、突き進むような人生でした。
でも、今年はあえて目標も掲げなかったし、走ろうともしなかった。高みに向かって何かを掴もうとしても、気がつけばいつも足元がグラついていて、何とも心許無い感覚があったから。
自分と家族の現在地をきちんと確かめて、心地よく安心できる環境を整えていきたい、2023年はそんなことを思い続ける自分がいました。
得られたのは、長い人生を息切れせずに行くためのコツ
一年間本当にさまざまなことがあり、嬉しいことも、涙することもありましたが、「心身を整えること」を意識してきた結果として、穏やかな心、心身を健やかに保つ思考や習慣、内から湧き出るエネルギーを得られたと感じています。
身を粉にして努力していた頃に度々感じていた、欠乏感は消えていました。
お仕事も収入面では昨年と同じくらいの結果出せたし、やりがいを感じながら取り組むことができました。またいつも忙しくて後回しにしていた自分のための時間を、きちんと取るようになったことで、自分自身の満足感が向上しました。
そして何より嬉しかったのが、私だけでなく、家族のなかにいい空気が流れるようになったことです。お互いを大切に思う気持ちが、循環していたように見えました。
「家族の心がこのまま平行線なのでは」と諦めかけていた過去の自分から見れば、心底望んでいた家族関係です。
大事なのは、歯を食いしばるような努力をして「いい自分・いいお母さん」になることではなく、今手の中にある幸せに気づけるような健やかな心とからだを保つこと、ただそれだけでした。
少しではありますが、この一年間で意識してやってみたことのいくつかをここに記しておきます。
土台づくり・整えのためにしたこと
睡眠を大切にする
私が言うまでもありませんが、睡眠不足はメンタルにもパフォーマンスにも美容にもよろしくないです。仕事が詰まってくると何とか納期に間に合うようにと徹夜作業をしていたこともありましたが、さっぱりやめたら、焦りや不安がなくなりました。毎朝の運動
朝の10分ヨガ&週3ジョギング。今年やって良かったことNo.1。体力がUPし、メンタルにもダイエットにも効果抜群でした。“運を動かす”。まさに言葉の通りなのだと実感です。女性特有のバイオリズムを考慮する
大事な仕事は調子のいい時に、調子の悪い時は無理せず休むor簡単にできることだけにするようにしました。安心して話をできる仲間を持つ
辛い時、悲しい時、イライラする時は一人で抱え込まず、仲間の存在を頼ります。聞いてもらうだけで心が落ち着き、解決の糸口を冷静に探すことができました。仲間が困っている時は、その人の状況や気持ちを想像しながら話を聞きます。助け合いです。瞑想&アファメーション
自分責めループが無くなり、雑念にとらわれず今に集中することができるように。よい言葉のシャワーを浴びまくって前向きになれました。言葉の持つ力は偉大です。どうしても前向きになれない仕事から身をひく
マイナスのプレッシャーを感じることがなくなり、代わりに前向きに取り組めることに集中し、得意なことを生かせる機会を生み出せるできるようになったように思います。自分ができることに全集中する
他人を変えることは難しいです。変わらない他人を嘆く時間があるなら、自分を磨く努力をする。そのうちに周りも変わってきます。眠る前の「ハッピーシェアタイム」
子どもたちとその日の出来事を棚卸し。嬉しいことを思い出して一日を終えます。言い過ぎかもしれませんが、人生は一日の積み重なり。毎日を幸せに終えることができれば、きっと人生も幸せに終えることができると信じています。感謝を伝える
不満は挙げるとキリがありません。しかし当たり前のことにも、感謝の気持ちを持つって口にすると、世の中悪くないなと思えてきます。また身近な人への「ありがとう」も惜しまずに。みんなが嬉しくなれる言葉です。
子どもたちの変化
2年前不登校になり、昨年からフリースクールに通い始めた娘は、居場所が見つかり、仲間を得たことで、毎日楽しそうに過ごしていました。
そしてこの12月にふとこんなことを口にしたのです。
「新しい私に生まれ変わるために、トレーニングするの」と。
そんな前向きな言葉、今まで聞いたことありません。
母や弟を手助けしたり、腹の立つことに対してユーモアで切り返したり、食事やおやつを自分で作ってみたり、あれをしてみたい、これに興味がある……と実に生き生きとしています。娘は確実に娘本人の望む方へと成長しています。
高く飛ぶために
心地よい心とからだ、そして安心できる土台があれば、軽やかに高くジャンプできるはずです。
私にはまだまだ挑戦したいことがあります。世の中にもっとお役に立てるようになりたいです。諦めずに、この先もずっとやり続けていきたいことがあります。娘が不登校になったからといって、親の私が輝きを失うような姿を、子どもには絶対に見せたくありません。
そのためにも、自分と家族という、何にも変え難い最も根本的で大切な人たちが、これからも健やかで幸せであるように。
そんな思いを胸に2023年を締めくくりたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
Sayaka