日帰り「たんのう摘出手術」体験記。
なぜ、手術をすることに?
人間ドックで胆石が見つかり、春から続く腹痛は胆石からくるものじゃないか。医者から精密検査をしたほうがいいと打診され、消化器外科を受診してきました。CTを撮った結果、たんのうの壁の一部が分厚くなっているのと、たんのうと胆管の間に胆石があったため、日帰りの腹腔鏡下手術を受けることになりました。
驚いたのは、日帰りで手術を受けられることです。腹腔鏡下手術は通常、お腹に4か所穴を開けますが、今回手術を受けた病院では、右脇腹に2㎜の通す穴を開け、おへその下に約2cm切るだけですむため、回復が早いと言われています。
日帰り手術のメリットは?
入院に比べ費用が安いことです。また、娘と二人暮らしのため、わたしが入院してしまうと娘が一人になってしまいます。契約している保険会社に問い合わせたところ、日帰りでもお金がおりることがわかり手術を決めました。
日帰り手術=回復がはやいこと。腹腔鏡下手術の傷は、おへその下と右脇腹を少し切った程度で、ほとんどわかりません。傷口は、非常に小さいです。
日帰り手術のデメリットは?
日帰り手術といっても、直ぐに動けるようにはなりません。お腹を切っているため、寝たきり状態です。家事などはできないため、実家の母に来てもらいました。
手術当日は、付き添い人が必要です。先生は、付き添い人は必ずしも必要ないと言いますが、それはムリがある。手術して、二時間くらいは休めますが、いつまでも病院には入られません。お金を払い、薬を受け取り、タクシーを呼んで帰宅する必要があります。
手術はどんな感じ?
手術当日は、夫に付き添ってもらいました。9時45分の予約。病院につくと、お手洗いをすませ、手術着に着替えます。個室の待機室で待っていると看護師さんから呼ばれ、手術台に横になります。麻酔科の先生がやってきて、手の甲から麻酔を流すと意識が薄れていき、記憶は途絶えました。
寝ている間に手術は終了。
点滴から痛み止めを流されます。高かった血圧は次第に落ち着き、待機室で横になっていると歩けるまで回復しました。
13時半。
タクシーで帰宅。
14時。
痛み止めが切れたようでお腹に痛みがでてきます。4時間おきにロキソニンを飲んで凌ぐ。
お腹を切っているため、声が出しづらいのと、噛むとお腹に響くため、食事はスープを飲むに留まる。
完全に動けるまでかかった日数は?
13日間です。ふつうに買い物へ行き、荷物をもち、料理をし、洗濯物が干せるようになるまで13日間かかりました。
日帰り手術にして良かったのか
わたしは良かったと思えます。無事に回復したからです。病院へ行きましたが、経過良好でした。
過去に、病気で2回、出産で1回入院したことがあります。入院の良いところは、上げ膳据え膳の清潔な環境で休めることです。特に主婦の場合は、自宅にいると動いてしまいがち。よーく考えて日帰りか、入院かを決めた方が良いです。わたしは、担当の先生があかるくて、手術の説明もわかりやすかったため、この人にお願いしたいと直感で決めました。
たんのう摘出手術を受ける方への参考になれば幸いです。