
ひとつの不幸は、ほかの不幸を連れてくる。
体調不良のため、病院へ行ってきました。
病院の話をすると、「きょうって、祝日だよね。病院はお休みじゃないの?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。祝日も開いている個人病院です。
結論を申し上げると、「鉄欠乏性貧血」でした。わたしは胃炎で通院中の身。胃が荒れている人はなりやすいそうです。
で、どれくらいの鉄欠乏かというと、献血に行ったときに献血を断られるくらい。以前は普通に献血ができていたから、やはり昨年の胃潰瘍から鉄欠乏につながっているのかも?
大きな病院できちんと診てもらったほうがいいとのこと。紹介状を書いてもらい、診察が終わりました。
どうして病院に行くことになったかというと、散歩をしていて、信号機で立ち止まったとき、気を失いそうになるくらいクラクラしたからです。
散歩をしていてベンチに座ったときにも、気を抜くと意識を失いそうになりました。
病院で麻酔を打ったときに、段々と看護師さんの声が遠くなり意識を失うのですが、その感覚に近い気がします。
貧血のクラクラは、絶対に気を失ってはいけないと強い意志で持ち堪えたのですが、一人で散歩をしているときに倒れたらマズいと思って慌てて病院へ行きました。
鉄欠乏なら「鉄剤飲んで終わりでしょ」と思うかもしれませんが、わたしの場合、肝臓のコンディションがよくない。それと消化器系の臓器も含め、総合病院で診てもらうことになりました。胃炎が一年も続くなんてと言われたけれど、なりたくてなったわけじゃない。
娘が完全不登校になり、夫は単身赴任中。ひとりで教育機関を訪ね解決に奔走しました。それでも不登校は解決しなかった。不登校と同時に、娘は心にもダメージを受けていたので、児童精神科にも付き添いをしています。
ひとつの不幸は、ほかの不幸を連れて来るのだなと思いました。
だけど、こればっかりはどうしようもないことだったと思うのです。誰かが悪いとかじゃなく、通っていた中学校が合わなかった。それと、これまで娘が抱えていたものが噴水の水みたいに吹き出し、溢れ、身体にも支障がきてしまったのだと思います。
ダメージを受けたので、しっかりと休む必要がありました。現在通っている適応指導教室だって、直ぐに通えるようになったわけじゃなく、半年間の心の休息を経て、通えるようになりました。
娘が不登校になり、わたしは仕事を辞め、収入が減り、胃潰瘍になり、教育相談センターで相談し、不登校児童指導のカリスマに会いに行き、マンツーマンで公認心理士さんのケアを受けながら、児童精神科にも通ったけれど解決はしませんでした。
こんなにも成果が伴わない努力は初めてかもしれません。ただ不思議とホッとしている自分もいます。
娘が不登校になったことをきっかけに仕事を辞めて、わたし自身の身体を休めることができたこと。不登校が無ければ仕事を辞める決断は出来なかった。それと、娘のケアにあたってくれた公認心理士さんの言葉が衝撃でした。
「ひとつの物事に対し、5がんばればいいのに、250くらいがんばってしまう。がんばらなくていいところでは、力を抜けばいいのに加減ができない。何事にも全力で挑むからエネルギーが無くなってしまう」
「環境が変わったとき、新しい環境に順応するまで時間がかかるタイプ。高校に入学したときや、クラス替えがあったときは気をつけるように」
検査や心理士さんとの対面での相談を経て、「どうしなら生きやすくなるか」「何が心の負担になっているのか」週1回の面談を1年かけて続けなければ見えてこなかったものが多々あります。中学生のうちにヒントをもらえたことは、大きなプラスになったと思います。
中学校で躓いたので、高校選びは慎重に。体験授業に参加し、文化祭にも足を運び、在校生や先生と話し、娘が高校に馴染めそうかどうか周辺環境も見ながら娘といっしょに決めました。
これ以上よい選択肢はないだろうという高校に決まり、安心しています。娘は高校が決まってから、未来を楽しみに待つようになったので表情も明るいです。
わたしは胃潰瘍になり、鉄欠乏性貧血なり、散々な日々。そして、当分の間は仕事も出来なさそう。焦りもあるけれど、しっかりと身体を治してから働きたいと思います。
以上。
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