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自己理解は終わらない
自己理解プログラムを修了して約9ヵ月が経ちました。
修了してやりたいことを見つけて進んでいけているかというと正直、ほとんど進んでいないというのが実情です。
2024年3月に修了し、4月からは短期の仕事などをして収入を得ながら、絵の勉強や趣味の書道をしていこうと思っていました。
収入を得るための仕事はサブ、私のメインは絵や書道の活動をしていくことなんだと決めました。
その方針でやっていこうと思っていた矢先、父が入院することになり、実家のある関西と今住んでいる関東を行ったり来たりする落ち着かない日々がスタート。自分で決めた方針どころではなくなり、私のメインは父のことになっていきました。
やりたいことや好きなことをやっていく!と決めたものの、それが難しい環境に置かれてしまうタイミングがあるということは、頭では理解できても、自分で決めたことが実行できず、もどかしい思いで過ごしてきた2024年でした。
父のことが一旦落ち着いたタイミングで佐藤舞(サトマイ)さんの「あっという間に人は死ぬから」という本を読みました。
その本の中では、価値観は単語では表せないと語られていて、その部分にとても共感しました。
というのも、自己理解プログラムで決めた価値観は単語でピラミッドという形にしていますが、私の中ではピラミッドという形を整えるために少し無理して作った感覚があったことも否めませんでした。
そこであらためて文章で、ピラミッドという順番や個数の制限なく自分の価値観を考え直しました。
表現方法が変わっただけで、価値観自体は変わらないのですが、文章にすると自分が大事にしていることがよりわかりやすく言語化されて自分の中に落とし込むことができました。
個数制限もないので、あれも大事なのに削らないといけないとか余計なことを考えなくていいのもよかったです。
最終的に私が出した価値観(文章バージョン)は20個足らず。
どれも自分の大事にしていることだし、その時々によって優先順位を変えていいものだと思うと、とてもしっくりきました。
出てきた価値観の中で、これが私の人生のテーマだなと思ったが「自己研鑽」です。価値観ピラミッドを作った時には「道」という言葉で表現しましたが、よりぴったりイメージしやすい言葉が見つかりました。
父のことメインで動かざるを得なかった日々の中でも、私は色んな場面で自分の価値観に沿った行動をとってきていたなと思うと、やりたいことをやる!ということだけではなく、価値観は生き方そのものなのだということにも気づかされました。
「自己研鑽」という観点でみると、父の入退院や施設探しなど初めてのことを手探りしながら頑張った日々も無駄ではなかったなと思えて、またあらためて自分の道を進んでいけそうな気がします。