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野球は洞察力のスポーツ⚾
僕は、3歳の頃から野球小僧でした⚾
今振り返ると、きっかけは父とのキャッチボール😄
僕が物心ついた頃にはもう辞めていたので、その姿は覚えていないけど、父は草野球チーム随一のホームランバッターだったらしく。
(=僕が中学生の時、地元のソフトボール大会に父と共に出場しましたが、実際、えげつないホームラン連発してた🏏🔥💪)
僕自身も今は1児の父なので気持ちはわかりますが、父は大好きな野球を僕にもやらせたかったんだろうなと。
その父の願いは叶い、僕は野球に夢中になっていきました⚾
壁当てや素振りなどが日課になり、何時間でも飽きずに1人で遊んでたし、練習してた😄
その後小学生の時は、母が運転免許を持っていなかったため送迎ができず、少年野球チームには入れなかったけど、壁当てや素振りが日課なのは変わらず。
そんな僕の様子を眺めていたお隣さんが、大人用の木製バットを僕に下さり、小2ぐらいからはこの重たいバットで素振りに励み、気づけばなかなか凄いスイングを小学生のうちに身につけていました🏏🔥💪
(=この木製バットは、40年ぐらい素振りやバッティングセンターで使わせていただきました。一昨年、バッティングセンターで打撃中に折れました)
中学生になり、念願の野球部に入部⚾☺️
部員20人弱の、決して強いとは言えないチームでしたが、チームプレー・連携に馴染むのに時間が掛かり(=小学生まではほとんど1人練習だったので)、レギュラーを獲ったのは1年生の秋。
本職は外野手でしたが、チームに捕手が足りないという事情から捕手にコンバートされ、初めての練習試合も公式戦も、意気消沈レベルにミスを連発というデビュー😣
ほろ苦いデビュー戦からひと冬を越えた中2の春。
この年に、即戦力レベルというか、少年野球の頃から有名だった1年生投手&捕手が入部。
特に投手の子は身体能力的にはモノが違った✨✨
入部当初から120㌔を投げ、足も速く、バッティング練習でも気持ちよく軽々と飛ばしまくる。
(=後に高校では、部員100人超えの強豪校で不動のレギュラーとなり、卒業後は社会人野球で10年間活躍)
この時に初めて気づかされました。
【生まれ持った素質というのは存在する】
足の速さ・肩の強さ・速い球を投げる・遠くに飛ばす。
努力で能力を上げる事ももちろんできますが、これらの能力は持って生まれた身体能力の比重がかなり大きい。
僕の場合は、足は50m7秒・100m13秒後半の鈍足。
遠投は70m程度。
素質ある者と同じ事をしてもかなうわけがない。
中2の春の段階で、自分は凡人以外の何者でもないと気づけたのは、僕の中では、今振り返るとむしろありがたかったかも。
努力のしかたを正しい方向に向けられるきっかけになったから。
何をやってもスケールが違う者にはなれないのだから、僕は何を磨けばいいだろう??
と考えた末に気づいたのが
【自分の得意な一芸を磨き続けよう!!】
【身体能力関係なくスキルアップできる、1球ごとの状況判断・洞察力を磨こう!!】
やるべき事が明確になると、練習もブレなくなるし、迷いもなくなる。
状況判断・洞察力には身体能力は一切関係ないから、勉強・研究しただけ劇的な実力アップに繋がる。
これを機に僕が取り組んだのは、3歳の頃からひたすら素振りを続けて磨き上げたスイングスピードと強さに特化した練習🏏✨✨
そして、再び外野手に戻った守備では、肩が弱い分、捕ったら素早く正確に低くて速い送球を中継に返す。
肩の弱さは、無駄な動作を削ぎ落とし、時短で補う。
時短は、守備もそうだし、走塁でも応用できる。
ベースランニングを磨く事で足の遅さは補える。
身体能力で劣るなら、身体能力が無くても上達できる技術を磨けばいいんだ✨✨
そう考えたら、身体能力に恵まれてはいなかった事もコンプレックスにはならず、工夫や考え方ひとつで凡人でも下剋上起こせるかもと、とにかく練習がそれまで以上に楽しくなり😄
9番・捕手で公式戦デビューした中1秋から、中2夏には6番・右翼手へ躍進😄
スイングスピードと広角に打ち分けられるバットコントロールだけなら、先述の逸材エースの上を行き、引退するまでそこだけはチームでも突出しているという確信を持てるだけの力は付けた🔥💪
(=後に30歳近くまで社会人野球で活躍した選手に、バッティングだけははっきりわかるぐらい上を行けたのは、かなりの自信になりました)
走塁・守備では、無駄を削ぎ落とした時短プレーに加え、1球ごとに状況も思考も変わる野球というスポーツの独特の間を自分なりに研究し、1球ごとの守備位置の微調整や、走塁では、投手の牽制の傾向や配球の傾向を読む事で、足が遅くても盗塁は失敗しなくなり🏃💨
配球を読む事は、当然バッティングにも活きる😄✌
狙い球を絞る事で正確性を上げたり、ケースバイケースで応用が利くバッティングの確率も上がる。
相手投手等の心理を読めれば、それもプレーに活かせる。
凡人でも太刀打ちできる余地の高い野球というスポーツの特殊性を活かし、洞察力で勝負する事を覚えた中2春からは、それまで以上に野球を楽しく感じられるようになり、結果的に、総合力では僕の上を行く者の方が多かったチームで、2年秋からは主将で3番・右翼手のポジションを引退まで明け渡さず😉👍🏻
身体能力に恵まれない分、人よりも早く、身体能力が無くても努力次第でいくらでも力を伸ばせる洞察力・心理分析で勝負する。
この事は、高校で野球部に入ってからももちろん活かし、同じように下剋上的にポジションを掴む事に繋がったし、野球を辞めて以降も、仕事や人間形成という方面でも間違いなくプラスになっているのを、50代を目前にした今も自覚できています😊✨✨ (了)