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1章.わたしと小麦

最近少しずつ話題になり始めているグルテンフリー

グルテンフリーとは簡潔にお伝えすると、「小麦を一切取らない生活」のこと。食べるの大好きな私が「小麦のアレルギー」になってからの「私と小麦」の向き合い方について少しお話をさせていただきます。

第一章

*食物アレルギーって何?

そもそもアレルギーって何か改めて聞かれて皆さんどのように答えられますか?例えば、「スギ花粉によるアレルギー性鼻炎」や「牛乳アレルギー」などといった使い方がされています。「体に合わない」「拒否反応」というイメージですね。

ですが実はこれ正しい使い方ではありません。
アレルギーとは、「免疫学的な機序によって体に症状が引き起こされる」ことを意味します。

少し難しい表現をしてしまいましたが、
「免疫」という病気を引き起こす異物(例えば、ウイルスや細菌など)から体を守る仕組みが私たちの体に備わっており、この仕組みが、ある特定の異物(ダニやスギ花粉、食物など)に対して免疫が過剰に反応して、体に症状が引き起こされることを「アレルギー反応」といいます。体を守るためのこの仕組みが過剰に反応することで自分自身を傷つけてしまっているんですね。

アレルゲン画像

*アレルギーは勘違い!?

アレルギーとは、ある特定の異物(ダニやスギ花粉、食物など)に対して免疫が過剰に反応して、体に症状が引き起こされることを「アレルギー反応」といいます。とお話させていただきました。

私の場合この「ある特定の異物=小麦」なのです。要は、本来体に害のないものを私の体が勘違いしてこれは異物だ!と過剰に反応している状況なのです。それがよく言われる「小麦アレルギー」です。ある意味体の勘違いによるものなんですね。

*食物アレルギーの種類

食物アレルギーには大きく分けると「即時型食物アレルギー」と「遅延型食物アレルギー」の二種類に分類されます。

即時型食物アレルギー
食物を摂取して2時間以内に症状が起きるものを即時型食物アレルギーと呼び、児童生徒が発症する食物アレルギーのほとんどがこれにあたります。
即時型食物アレルギーの症状には、「アナフィラキシー」や「アナフィラキシーショック」などがあり、生命の危険を伴うことが多く、特殊なものだと口腔アレルギー症候群と食物依存性運動誘発アナフィラキシーなどがあります。

遅延型食物アレルギー
食物を摂取して2時間以上遅れて症状が起きるものをさし、長い場合2週間以上遅れることもあります。即時型食物アレルギーと違い、摂取してから症状が出るまでのタイムラグがあるため気づきずらく、ゆっくりと身体中で炎症が進行していきます。さらに気づかずにその食物を食べ続けることによって慢性的な炎症となり、様々な症状となって現れます。症状の発症が遅いため、アレルギーの原因食物を特定するのが難しく、ダメージを受け続けることによって細胞の老化にもつながります。

*グルテン不耐症は遅延型アレルギー

私の発症したグルテン不耐症は「遅延型食物アレルギー」に分類されます。一般的な症状としては以下の通りです。

集中力の低下
頭痛、偏頭痛、めまい
気分の変調
下痢・便秘
消化器系トラブル
発疹・湿疹
膝や腰などの関節の痛み

肌荒れイメージ画像

特に私が症状で苦しんだのは「下痢や便秘」といった消化器官の不調と「発疹や湿疹」といった肌トラブルでした。メイクもできないような肌荒れに、痛みを伴う「大きな吹き出物」。これらの症状に日々悩まされていました。

周りのお友達のきれいな肌にいつも心を痛め、少しでもよくしようと皮膚科に頻繁に通ったり、様々な化粧水を試したりしていました。それでも一向に良くならない私の体。

自分がグルテン不耐症だと知ったことが大きな転機でした。

次回


2章 私と小麦
・アレルギーってなおるの!?
・グルテンが含まれている食品について
・グルテンって何?
など語らせていただきます。

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