令和二年の初点前
初点前(はつてまえ)、とタイトル付けておきながら、御茶会だとかキチンとしたお作法のお点前って訳では無く、
「ちょっと甘いモノ食べたいな。あ、大福と頂いた干し柿があったっけ。」 ↓
「和菓子ならお茶、久しぶりにお抹茶点てるかな」
ぐらいの思考回路でキッチンでパパッと点てたお茶。抹茶も西友でワンコインで買える様なフツーのもの。
ただ、器はいつもは使って無かった萩焼のお気に入りの茶碗で、棗(ナツメ。点てる前の抹茶を入れとく容器)も私の好きな竹柄で、蓋と本体の続き柄になっている丁寧な作りの物。
傷つけたり、割ったりしたら大変だから仕舞っておこう、、と暫く使って無かったが、物は使ってこそ!使わないで生かさない方が勿体ない、
お正月(まだ松の内)だし、今使わずにいつ使うのだ⁉︎
と、収納箱から出して久しぶりに日の目をみた茶器達。
断捨離で物はなるべく少なく、と考えているけれどこの茶器達、今日使ってみて
茶碗の自然な焼き色は美しく、西洋の均一な色・着色の物では得られない味わいが有り、
棗のこの溜色と手書きの竹の柄の美しさが、日本人心を潤すわぁ〜、とスーパーのお抹茶でも充分心満たされる。
職人さんが丁寧に作った物は、使う度に心の栄養を補ってくれる様な気が致します。
オーストラリア留学の際(は別の安価な茶碗だったけど)にも茶碗と抹茶、茶筅は連れて行ったし、結婚の際も実家から連れてきたこのお気に入りの精鋭茶器達は、私の日本人としての一部。まだこれからも良きパートナーかも。
だからオットよ、断捨離対象の目でこの茶器達を見ないであげて〜
そして今年はこの茶器達といい時間をもっと持とう、と思いました。
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