1日で2200人が共感した「片付けてくれないの嫌。でも好き。」
大切な人には、事実+自分の感情を言う。「仕事忙しそう頑張って、でも寂しい」「片付けてくれないの嫌。でも好き」「私あなたが寝てる間にこれやった。褒めて欲しい!」のツイートが1日で2200以上の「いいね」をいただきました。
コメントやリツイートの中で「理想的!」「素敵です!」「素直でいい!」とお褒めの言葉をたくさん頂戴し、大変ありがたく受けとめるとともに、私そんなできた人間じゃないぞ、、と恐縮しております。
そして、たくさんの方にいいねをいただいている理由はなんだろう?と考えました。
おそらく、140字の私のツイートを読んだ方自身が、
自分なりの解釈をして、自分の想像で、自分の状況に当てはめた結果、共感してくださったのだと思います。
なので別にnoteで解説、続きを求めている人はいないとは思うのですが、、書きたいので、書きます。
共感してくださった人が多い理由は何か。
大切な人と喧嘩したくないけど喧嘩しちゃう人が多いのか。
自分の感情は出すべきではないと考えてるが本当は出したい、という方が多いのか。
我慢する or 喧嘩する の二択だと思ってたけど、自分の感情を出しつつ、喧嘩にならないコミュニケーションもあるのか!それは良さそうだ。
という気づきがあったのではないかと推測しました。
”目から鱗だ!これはいい” という方もいれば、”うちも似たような感じ!改めてそう思った” というコメントもありました。
「その都度感情が把握できるのはいい。わかったつもりで、わかってないことも多い」
「改めてちゃんと気持ちを伝えようとおもった」
「喧嘩になっても好きってちゃんと言えばいいんですね」
「察して当然、のようなコミュニケーションは、夫婦であってもしないようにしている」
”目から鱗だった”という方からは、「片付けてくれないの嫌。でも好き」についてコメントが多かったです。
「片付けてくれないの嫌。片付けてよー!何回言ったら分かるんや〜!」が本心ではありますよね笑。そしてそれを言葉にするから喧嘩になる。
「片付けてくれないの嫌。でも好き」で私が言いたいことは、
「片付けてくれないの嫌。でも片付けられないあなたも、好きだよ」ではないんです。
「片付けてくれないの嫌。それは片付けないという”行動”が嫌なだけ。あなたのことは好き。」ということです。
行動とあなた自身のことは別物だよ、ということ。
自分の中では当たり前にわかっていることだけど、相手にはちゃんと言葉で伝えないと伝わらないなと。
前に娘が牛乳をこぼしてしまったときに、「もーー!!」と思わず言ってしまったことがあります。その時娘は、「ママは、牛乳をこぼしたから私のことがキライなんだね。。」と泣きました。
そこでハッと我にかえります。
「もー!と言ってごめんね。わざとじゃないもんね。ママは、牛乳を片付けるのが面倒くさいなって思って、もー!っていっちゃったんだ。○○ちゃんがキライなわけじゃないよ。勘違いするような態度とってごめんね」
といいました。娘は「あ、、そうなの?私がキライなんじゃないんだね?」と言って泣き止みました。
自分の行動に対して何か言われたら、自分の存在そのものが否定されるように感じてしまうんだ、と反省した出来事。
こぼした牛乳を片付けるのが面倒くさくて、もー!という母親ってどうなの?と思われるかもですが、、。思わず声にでちゃうことって誰にでもきっとある。その時に「理由を説明する」って大事なことだなと思います。
それからは、娘はお茶をこぼしたときに、「あ!こぼしちゃった!自分で拭くね!ママは拭くのイヤなんだもんね〜(笑)」となぜかこぼした娘の方がエライ、みたいな雰囲気になってますが、自分で片付けています。
こぼしたこと=悪いこと ではなく、
こぼした=自分で片付ければOK という図式になったんです。
あなたの行動と、あなたの存在は別物。
あなたはいるだけでありがたい存在。大好きだよ。いてくれてありがとう。を言葉にすることの大切さを感じ、家族では毎日言葉にしています。
さすがに仕事関係で毎回このような言葉を口にすることはありませんが、(やっぱり面と向かっては恥ずかしい)
意見を言い合ったあとや、一緒にプロジェクトを進めていく中で折に触れて「いてくれてありがとうございます。感謝しています」と言っています。相手も同じように言葉にしてくれます。その時、あぁこの人と一緒に仕事していてよかったなぁと嬉しく幸せな気持ちになります。
家族やパートナー、大切な人、信頼関係もあり、前提として「大好きである」「大好き同士である」という場合は、感情を出そう!というのが自論です。その感情の「理由」と「事実」もセットで。(感情だけ出すとただのわがままな人みたいになります)
前提として「好き同士である」と書いたのは、まだ好き同士になっていない場合は、お互いのことをわかろう、わかりたい、というところまで想像力と感情がない可能性があるので、感情を出すと「なんかすぐ感情出す人だな、。感情コントロールできないの大丈夫?」と思われかねないからです。
また、こちらが相手を(もしかしたら一方的に)大好きな場合は、相手が感情を出してくれないことが逆に寂しかったりします。
感情見せてよー!素を出してないということはまだ信頼されてないのかな。本音や感情を出してくれたら全部受け止めるよ。その準備は完璧にできているよ!という想いですね。
相手が感情を素直に出してきたら「え、、」と、びっくりする場合もあれば、
相手が感情を全然出してくれなかったら「出してほしいな。、、」と寂しくなる場合もある。
矛盾してるけど。そういうもんだったりします。
何ごともまずは信頼関係。敬意を持つ。好きになる。から始まる。
(という、当たり前のところに、行き着きました)
(おまけ)
我が家で定番「今日の○○なところ3つ言ってシリーズ」
「今日の私の好きなところ3つ言って」
これは3つ言うまで旦那さんは解放されません。具体的な事柄とその理由が求められます。(はっきり言ってかわいそう)
友達からは、さすがやわ、、それは真似できない。付き合ってくれてる旦那さん神。と言われます。その通りだと思います。
これ続けることで、妻のよいところ探さないと!ってなるし、よいところを口に出すことで思ってるだけより、あぁこの奥さんでよかったって思ってくれるだろうし。みんな笑顔になるので、もうしばらく続けさせてもらいます。
もちろん、子どもの時、旦那さんの時もあります。家族みんなで、家族の好きなところを言い合う幸せな遊びです。おすすめです。
職場のチーム内、友達同士でやってみても意外な意見が出てきて面白いです。
「今日1日で楽しかったこと3つは?」
子どもとはこの会話をしてから寝ます。楽しかった前提で、楽しかったことを思い出し、いい日だったな、と思って寝てほしいからです。
なにかいつもと違うな、何かあったかな、という時は「今日は1日どうだった?」という聞き方にします。質問の仕方を少し変えるだけで、思考が変わるので、家族でも仕事でも質問の仕方は意識して変えるとよいと思います。
最近、普通に会話しているだけでも、コーチングしようとしてない!?メンタリングしてきたな!?と言われてしまうのですが。ただ純粋に相手に興味をもって、質問しているだけです。構えなくて大丈夫です..!(コーチングとかカウンセリングしてる人ならわかってくれるはず)
「片付けてくれないの嫌。でも好き」とは、
好きということを相手にきちんと言葉で伝える。
相手のこと・状況をよく知る。理解する。想像する。尊重する。
そして、自分の想いも我慢せずに伝え、相手のことも聞く。
本音を言っても大丈夫。という安心感ある関係性を作る。
ということです。
最後までお読みいただきありがとうございます!