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他人と自分は「全然ちがう」と、もっと意識したほうがいい

私が好きなマンガベスト3に入る、『BEASTARS(ビースターズ)』にもふれつつ、私の考えをまとめます。

まずは「動物王国」の話をどうぞ

@rinrismさんというインスタグラマーが投稿した、おとぎ話があるそうです。

とある王国では、さまざまな動物たちが、お互いの個性を認めながら共存していた。

あるとき、一人の魔女があらわれ、動物たちを、みな同じ人間の形に変えてしまった。

それまで仲良くしていた動物たちは、とたんに「なんであいつは足が遅いんだ」といったように、個性のちがいを優劣で判断するようになってしまったのだ。

競争・比較・差別の嵐。大ゲンカが始まりそうになったとき、ふたたび魔女があらわれ、「人間」たちを、元の動物の姿にもどす。

すると彼らは「そうだ。自分たちはこれまで、個性を認めあってうまくやってきたのに。あんな狭いルールのなかで、何をやっていたんだ…?」とハッとした。

このようなお話だそう。これだけでも、考えさせられます。

マンガ『BEASTARS』を思い出した

この話を聞いたとき、BEASTARS(ビースターズ)みたい!と思いました。

こちらも、「擬人化した動物たち」の学園生活を描く、青春マンガと呼べるストーリー。主人公はオオカミくん。

やはり、肉食動物と草食動物が共存しています。

もちろん肉食動物には「草食動物を食べたい」という、本能がある。しかし法律で禁じられているので、押し殺しながら生きているのです。

(以下、原作にならい、それぞれ「肉食」「草食」と呼びます)

それでもやはり、草食が肉食に食われる事件が、ときおりは発生します。

草食は、肉食を恐れる気持ちが、常にどこかにある。
肉食は、「肉食である」というだけで、草食に距離を置かれることもあり、傷つく。少し、緊張感もはらんだ関係です。

実社会でも、女性が男性をつい警戒してしまう、なんてことがありますよね。現実社会にもある闇を、絶妙に描いた作品だなと思うのです。

でも、暗い作品かといえば、まったくそんなことはない。基本的に動物たちはお互いを理解し、うまくやっています。

主人公であるオオカミの男の子「レゴシ」は、種族を問わず学校の仲間たちと和気あいあいし、ウサギの女の子「ハル」に恋をする…。

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と、説明が長くなりましたが。

BEASTARSの世界でも、体の大きさから何から、相手が「自分とまったくちがう動物」だと、ちゃんと認識しているのです。

私たちも、見習うべき?

本当は人間だって、一人ひとり、動物なみに「異なる」存在ではないかと思います。

得意なこと・苦手なことも全然ちがう。ADHD、HSP、内向型・外向型。近年ようやく知られるようになってきた、いろいろな特性もある。人によっては持病もある。

それなのに、同じ姿をしているばかりに、外からは特性が見えないばかりに、つい比較して「優れている」「劣っている」なんて判断してしまう。

人に期待をしないほうがいい、と聞きます。裏切られたとき、負の感情に変わるから。

そもそも期待のもとになるのは、「相手も自分と同じように考えるはずだ、だからきっとこういう行動をとるはずだ」という、勝手な推測ではないか?

「相手は自分と、まったくちがう生きもの」。

いっそそれぐらいに思っていたほうが、あとから食いちがいが起こりにくいのでは。結婚生活や恋愛といった人間関係に、この考えがとくに効くと思います。

「動物王国」の話を教えてくれたのは

潜在意識を研究するインフルエンサー、YOKOさん。YouTubeチャンネルの登録者数は、12万人を超えます。

彼女は、「個性=できることがそれぞれちがうのだから、比較する意味はないよね」という趣旨で、動物王国のお話を紹介していました。

私は、「一人ひとり全然ちがうということを、そもそももっと意識したほうがいい」という、少し異なるメッセージを込め、この記事を書いています。

YOKOさんの、こちらの本も読みました。「使う言葉を変えることで、現実が徐々に変わっていく」。その理由や具体的なメソッドを学べます。とても親しみやすい語り口調!


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