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「#ハマった沼を語らせて」PIERROT沼。約20年越しにピエラーとして多幸感溢れている2025年。
人生において最もハマったものは?沼ったものは?と聞かれたら、それはPIERROT。
1998年にメジャーデビューをした、5人組のヴィジュアル系ロックバンドです。
noteを開いたら惹かれる投稿コンテスト「#ハマった沼を語らせて」が目に入ったので、PIERROTとの出会いと現在について少しまとめてみようと思います。
PIERROTと突然の出会いを果たした当時中学生の私。
PIERROTと突然の出会いを果たしたのは2003年。
当時中学生だった私は、たまたまアニメを観ていて、たまたまそのアニメのオープニング曲だったPIERROTの曲を聴いた。
なんとなく耳に残って、なんとなく気になって、なんとなく当時自宅にあったPCで検索して調べて… 気づけばPIERROTにハマッていた。
1つの音楽・バンドにハマるのは初めての経験だったし、ヴィジュアル系という分野に触れるのも初めて。
お小遣いで初めて買ったシングルは2004年6月発売の「Smiley Skeleton」だった。
記憶をたどってみると初ライブ参戦も思いのほか早かった、2004年8月の日本武道館。
当時とあるサイトで出会ったピエラー(PIERROTファンの呼び名)のお姉さんにチケットを取っていただいて、両親に頼み込んで参戦した。
二度目のライブ参戦は2005年5月にさいたまスーパーアリーナで行われた2DAYS。
このときもとあるサイトで出会った、同じピエラーのお姉さんに同行してもらった。
思い返すと一人での参戦は無理だったかも…と思うから本当に感謝しかない。
その後ホールツアーが始まり2006年1月に日本武道館でツアーファイナル公演が行われるが、高校受験真っ只中だった私は参戦することは叶わなかった…無念。
高校受験から解放されて真っ先に申し込んだのは、2006年4月2日開催の日比谷野外音楽堂ファンクラブ限定ライブ。
無常にもチケットを取ることができず、雨が降る中音漏れを聞きにいったことを今でも鮮明に覚えている。
推し活するんだ!と意気込んでいたのに…当時高校1年生の私は絶望した。
当時スマホはなく携帯電話で、あるいは自宅のPCを使ってWEB掲示板か何かで友達(ピエラー)を探して、文通なんかでやり取りをしていた。(推しとか推し活なんて言葉も使っていなかった…)
高校1年生になった私はバイトしてお金貯めてライブにたくさん行くんだ!と、とても意気込んでいた。
入学してまだ間もないタイミングで、クラスには「好きなこと」とか「趣味」についてガッツリ話せる友達はまだいない…。
慣れない環境で緊張感漂う中、休み時間に携帯をなんとなく眺めていたら目に入ったのは…「PIERROT解散のお知らせ」」だった。
絶望だった。声が出なかった。
放課後、中学からの同級生と歩く帰り道に号泣した記憶。
なぜ…?いやでも、そういった空気感は漂っていた。
私が好きになるのが遅すぎたのかもしれない。
その後、PIERROTのメンバーはソロだったり別バンドとして活動を続けていく。
私も救いを求めるように音源を買い、ファンクラブに入り、ライブに足を運び、それぞれの活動を追っていく。
バンギャ友達経由で、他ヴィジュアル系バンドのライブに行ったりもした。
高校・大学と実際に救われたし、そういった生活を存分に楽しんだ。
最後にライブにいったのは2010年の年末だったと思う。
気持ちの変化だったり、環境の変化だったり、その当時色々な変化があって、音源はちょこちょこ聞くものの、ライブに足を運ぶことはなくなった。
長い潜伏期間。突然の復活に歓喜する。
ライブに行かなくなり潜伏すること数年。
2014年、PIERROTは突如復活した。
そちら関連の情報に触れる機会も激減していたので、たまたまTwitterか何かで見かけたんだよね、PIERROTのサイトが開設されてるって。
情報流れてきてくれてまじ感謝感激。
特設サイトだと…?と見に行ったら日付と場所が表示されているじゃないか。 何の迷いもなく行ったよね、新宿アルタ前。
解散して8年、ライブに足を運ばなくなって3年…正直あんなに興奮だったり歓喜を覚えるとは思わなかった。
やっぱりPIERROTなんだ、ピエラーなんだって実感した。
そして2014年10月に開催された復活ワンマン2DAYS(さいたまスーパーアリーナ)に参戦。すごく楽しかった。次の約束はなかったけれど。
かと思ったら、2017年にまさかの再復活。
しかもDIR EN GREYとの対バン…?!とこっちはこっちで驚愕した。
こちらも2DAYS(横浜アリーナ)参戦して、すごく楽しかった。
ワンマン復活のときと比べて、PIERROTとしての完成度高いな…?と思ったりもした。
またしても次の約束はなかったけれど。
かと思ったら、2024年に再々復活。またしてもDIR EN GREYとの対バン。
ライブに足を運ぶことが7年ぶりということもあり、今まで一番のブランクにドキドキしつつ2DAYS(代々木第一体育館)に参戦。
始まるまで緊張で泣きそうだったんだけど、1日目・2日目と本当に楽しかった。
セットリストも最高すぎて。
2014年のワンマンよりも、2017年の対バンよりも、ステージに立っている5人がとにかくPIERROTという感じがして本当に楽しかった。
5人全員がとても楽しそうに見えた。
そして、2日目の終盤に号泣することになる。
PIERROT、10年ぶりのワンマン決定―――。
次の約束があった。
復活のたび「これが最後かもしれない」と思いながら参戦していたし、涙をこらえていたけど…。
次の約束に涙腺崩壊…。
ボロボロ泣きながらCHILD歌った。
約20年越しにピエラーとして多幸感溢れている2025年。
このnoteは、2025年2月8日・9日に有明アリーナで開催された10年ぶりのワンマンに参戦し約2週間後…あまりに感情がPIERROTに向かってしまっていたので、ようやく落ち着ついてきたタイミングで書いている。
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「これが最後かもしれない」
今までの復活のときと同じことを考えながらも、有明の2日間は本当に楽しかった。
今までで一番楽しかった。
聴きたいと思っていた曲をやってくれたし、本当に5人全員がPIERROTだった。現役だった…。楽しそうだった…。感無量…。
が、またしても次の約束があった。
―――5月17日、18日 Kアリーナ横浜。
もうなんかスケジュール感についていけない。
5月って、3か月後…?!?!
そうして私は、有明のライブから1週間も経たぬうちに次のライブのチケット先行に申し込んでいる。
もちろん、有明ライブの円盤も予約した。(対バンの円盤もまだ届いていないぜ…?)
なんだこの、現役でライブ行ってます感…すべて(主に資金)を捧げている感…楽しすぎる。
解散前、2014年の復活、2017年の復活、そして2024年の復活…もちろんどれも楽しかったし、その都度捧げてきたわけだけれども、今の自分が一番イキイキしている気がする。
楽しい。多幸感に溢れている。ハマッている。沼っている。2025年令和に。
あまりに浮足立ってしまっていて、5月以降はこの感情をどこにもっていけば…?という漠然とした不安もあるが、とにかく次の約束を楽しみに待ちたいと思う。
あとは、ライブ後首と足をやられて(ヘドバンとジャンプによる負傷)痛みに耐えながら帰宅したので、ちょっとでも体力(?)をつけたい…年とブランクにはあらがえない。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。