自分の弱さと向き合うこと
人には、それぞれ自分の弱みがある。
その弱さと向き合うことは、とてもしんどいこと。誰だって、自分の弱さから目を背けたくなることもあるだろう。しかし、それでも、自分の弱さから目を背けず、努力をしている人は、人には負けないくらいの強さを持ち合わせているように感じる。
私を突き動かす原動力
私は、特別頭のいい人間でもなければ、日本の名門大学を卒業したわけでもない。そんな私を日々、前へ前へと突き動かすのは、自分自身の内から込み上げてくる「好奇心と興味」である。
そもそも、私が海外に出て仕事をし、学問の世界に足を踏み入れたのも
・外の世界を見てみたい!
・英語力を極めてみたい!
そんなちょっとした「好奇心と興味」が発端であった。
それが、今日までに至っているわけである。
単なる、私の好奇心と興味が、私をワクワクする人生へと歩ませ、それを魅力的であると感じてくれている多くの人々に恵まれたと思うと、人生は面白いものであると感じる。
しかし、私の過去や今の自分自身を改めて振り返ってみると、その原動力や私のワクワク感の背後には、自分自身の弱さを受け入れざるを得ない壁が何度も訪れたように感じる。
自分の弱さと向きあい続けて
誰にだって、弱い自分が存在する。
目標や夢こそあれど、その夢の高さに怖気付き、挑戦する前から諦めたくなることだってあるかもしれない。
私は、誰かに求められて、海外で教育学の博士号の取得を目指しているわけではない。だからこそ、そんな高い目標を掲げたからには、私は日々一人で挑戦し続けているような気持ちでいる。
その過程の真っ只中にいる私は、常に私の英語力や能力の限界を目の当たりにする。
どうして、もっと高度な英語表現を使うことができないのか?
どうして、論文を読んでもわからないのか?
どうして、自分はこんなにもできない人間なのか。
どうして、どうして、どうして・・・
こんな、自分の中に湧き出る「どうして」という思いが、日々、自分自身を苦しめ、夢をやめたくなる日だってある。
でも、この「どうして」という気持ちを真摯に受け止め、ひたむきに、今発揮できる、自分の精一杯の力で、目の前にある課題を達成していくことが、何かを諦めたくなる自分の弱さを認め、それを強さのエネルギー源にすることだと感じる。
自分の弱さと向き合える人は、強い人
自分の弱さを、弱さであると受け入れることは、なかなか難しい。ましてや、その弱さを、人に伝えることは、とても勇気のいることではないだろうか。
きっと、社会的な立場、規範、恥、その他云々を考えてしまうと、なかなか自分の弱さを人に打ち明けることはできず、誰もが自分自身の弱さを隠したい気持ちに駆られるであろう。
しかし、強い人間とは、自分の弱さを隠し、自分の強みのみを誇示している人間のことを示すのであろうか?
いや、そうではないように思う。
きっと、本当の強い心を持っている人間とは、自分の弱みを人に見せられる人なのである。
そんな人には、必ず心から応援してくれる人、支えてくれる人が自ずと集まってくる。それだけ、弱さを相手に伝えるということは、とっても度胸のいることだと、誰もが分かっているからだと考える。
だからこそ、弱さを見せることは悪いことではない。
それを打ち明けることは、自分がその弱さを乗り越えるために大切なプロセスであり、それができる人ほど、きっと、人一倍強い人間になれると、私は信じている。
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