観劇感想vol.34 ブロードウェイ・ミュージカル「天使にラブソングを… 〜シスター・アクト〜」
不朽の名作「天使にラブソングを…」、もちろん私も大好きです。
7年ぶり3回目の来日公演とのことで勇んでチケットをゲットしました。前の公演は見たことないので今回初めてですが。
映画版主演のウーピー・ゴールドバーグさんが直々に演出を手がけておられるそうです。因みに全然関係ないけどGhostに出てくるオダ・メイもこの方が演じられたと今ググッて知りました。
そんなわけで感想です。
個人の感想なので本来の演出意図と乖離した発言しているかもしれませんがご了承を。
あと一応、今回も感想にはめちゃくちゃにネタバレを含みます。
開幕早々にデロリスの歌声に鳥肌立ちました~~~~~
ちゃんと良い方の意味での言葉もない。
今回だいぶいい席で観劇することができたのもあり全身に声が直撃した感覚がすごかったです。これなんですよ劇場で生で舞台を見るっているのは。演者さんの生身の身体から発する熱量を生身の身体で受け止めるっていうのは、これからどれだけ技術が進歩しても替えられない体験だし
これを感じたくて暑い中劇場まで足を運ぶんですよね。
舞台装置もすごかったです。
開演前のセット時点では荘厳な天国の門みたいな巨大な梁と柱が立っててたのですが
まさかそいつらがめちゃくちゃ動くしめちゃくちゃ光るとはね。荘厳な印象を返してよ。
ミラーボールも光るし色とりどりのライトがバンバン客席を照らすし、とりあえず照明演出だけでもなんというかすごいサービス精神旺盛でした。
あとご多分に漏れずスクリーンへの映像投影もふんだんでした。最後の晩餐の使徒達が動き出す映像は笑っちゃった。そんなことしていいんだ。
サービス精神(で纏めていいか微妙ですが)で言うと、デロリスやシスター達以外にも、エディやカーティスの部下達、神父さん等々にもたくさん歌が用意されてて
映画から想像してた以上にミュージカルとしての満足度がかなり高かったです。
物語の舞台が1977年ということで全体的にディスコナンバーを彷彿とさせる曲で、ダンスもセクシーでライトもギラギラでテンション上がりました。
あとやっぱりなんと言っても見所はシスター達の歌でしたね~~!!
舞台版オリジナル演出だと思いますが、みんなの歌アレンジやダンスが映画より大胆というか激しくなっててどんどんとんでもなくなってました。衣装もどんどんハデになっていくし。修道院長も和解したあとの最後の曲では全身黒ラメになっていた。
ただHail Holy Queenがないのが意外でしたね。代名詞的な歌かと思ってたんだけど、敢えて外したのかな。
映画が語り継がれる要因になる点はもちろん色々あるんですが、劇中歌が最高というのも大きな要素だなと感じており。
筆頭となるこの作品はミュージカルとしてのポテンシャルが激高なのは当然でしたね。現に既に3回も公演してるし。いやもちろんストーリーやキャラの魅力等々、この作品が最高たり得る要素はたくさんありますが。
元々大好きなこの作品のミュージカル版を生で舞台で見られて最高でした!
※ブロードウェイ・ミュージカル「天使にラブソングを… 〜シスター・アクト〜」
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