観劇感想vol.5 劇団お座敷コブラ「RUN ver.2.0」
三部作「RUN」の二作目です!!
個人の感想なので本来の演出意図と乖離した発言しているかもしれませんがご了承を。
あと一応、今回も感想にはめちゃくちゃにネタバレを含みます。
蘭丸結構がっつり動きましたね。
今回はほとんどHOPEの出番なかったのでいよいよ完結の3でHOPE及び蘭丸の背景が書かれるんでしょうか、蘭丸をあそこまで突き動かすHOPEとの因縁ってなんなんでしょうか愛憎というか心酔というか逆に矢面に引きずり出して俺の手で息の根止める的な怨恨的なやつでしょうか??
前作は殺された親友の復讐を、今回は自殺したファンへの手向けを結果的に利用して着々とHOPEを煽ってる感を感じるので、順当に考えれば過去に誰か喪った事件を機に何らか因縁なり禍根ができたんでしょうが、亡きHOPEの娘は関係あるんでしょうか??
それはそれとして今回の話を。
幽閉された小説家が作品内にメッセージを込めるやつ~~好き~~! 前回完全にポッと出だったラノベ作家(すみません)がこんなに深堀られて描かれるとはね。
作中「これじゃ誰も救われない」って言ってたけど、遺された者は過去を越えて強くなって生きないとって〆は
綺麗事じゃない相手の目線に立った優しさであり救いって感じがしますね……
そして今回はなんとセットが動くぞ!!(歓喜) シンプルなセットが場面毎に動いて舞台が変わるのいいよね~~!
あとこれまではダンスはオープニングとかに入れられることが多かったけど、今回作中の概念的な存在としてダンスされる方が入られるの個人的にすごい好きです。リアルとは別の世界線って雰囲気が一層際立つ感じしますね。
まだRUN以外は3本しか見てないのに恐縮ですが、たくさんの登場人物が各々動いて最終的にひとつの結論に帰結する群像劇的なお話を伊藤さん結構書かれるイメージなので(言うてめちゃくちゃ頭良くないと書けないですよねこれ……個人的に満足する群像劇に出会ったことほとんどないので伊藤さん私の中でかなり貴重な脚本家さんです……)
劇中作も当然見応えある作品となるのは自明ではありましたが、他の所だったらこれだけで普通に劇一本作られるポテンシャルを感じますエンドストーリー……
ところで今回の配信はこれまで見たやつとかなりカメラの抜き方が変わってる感じがするんですがカメラマンさんか何かが変わったんですかね。
※お座敷コブラ様の次回公演
お座敷コブラ14畳目公演「TRIANGLE」
https://ozashikikobura.jimdofree.com/蛇足絵巻/2022年11月-triangle
※すみませんキャストスタッフ全員タグ付けしたらえらいことになるので劇団員のお三方だけで失礼します……