観劇感想vol.5 劇団お座敷コブラ「RUN ver.2.0」

三部作「RUN」の二作目です!!

個人の感想なので本来の演出意図と乖離した発言しているかもしれませんがご了承を。
あと一応、今回も感想にはめちゃくちゃにネタバレを含みます。

「RUN ver.2.0」
オンライン観劇サービス「観劇三昧」URL
(フル視聴にはサブスク登録が必要ですが、サブスク入らなくても無料会員登録すれば冒頭3分だけ見れます!)

劇団名  お座敷コブラ(公式サイト)
公演時期  2016/11/09
地域  関東

キャスト
橋本我矛威(Nantecotta Pannacotta Orchestra!)/宮森セーラ/海野亮平/残間統/本田和大/鈴木淳/小宮凜子/古林一誠(お座敷コブラ)/四條友起子/伊藤裕一(お座敷コブラ)/原田琢磨/菅沼翔子/橋本達也(THE 黒帯)/おかもとひろき(ガソリーナ)/庄子裕衣(amuleto)/高橋留依/奥洞和哉/松平なな/小山ごろー/山田せいら(進戯団 夢命クラシックス)/和世レオ(TEAM 風雷Bow)/中田豪一/藤本貴行/【Dancer&Emsemble】吉野めぐみ/小林実加/多部田瑞葉/中田亜梨紗/中武夢未

スタッフ
作・演出:伊藤裕一 舞台監督:笹浦暢大(うなぎ計画)/音響効果:五十川由佳・天野高志/照明:長尾裕介(LEPUS)/演出助手:松岡洋佑(チーム我楽苦多)/アクション指導:梶武志(19’プロデュース)/振付:今井夢子(椿組)/舞台美術:渡邊歩(桃)/宣伝美術:竹内康人(VENUE)/宣伝写真:井筒千恵子/作曲:鈴木要/小道具:櫻井徹/メイクプラン:IZUMI(劇団アニマル王子)/劇団ロゴ:杉崎壮一/制作:山下那津子・三上鮎味/宣伝マネジメント:高木亮

あらすじ
―彼が現実から逃げれば逃げるほど、それは現実味を帯びた。
お座敷コブラが贈る「RUN」3部作第2弾。
「観劇三昧」内作品詳細より抜粋

蘭丸結構がっつり動きましたね。
今回はほとんどHOPEの出番なかったのでいよいよ完結の3でHOPE及び蘭丸の背景が書かれるんでしょうか、蘭丸をあそこまで突き動かすHOPEとの因縁ってなんなんでしょうか愛憎というか心酔というか逆に矢面に引きずり出して俺の手で息の根止める的な怨恨的なやつでしょうか??
前作は殺された親友の復讐を、今回は自殺したファンへの手向けを結果的に利用して着々とHOPEを煽ってる感を感じるので、順当に考えれば過去に誰か喪った事件を機に何らか因縁なり禍根ができたんでしょうが、亡きHOPEの娘は関係あるんでしょうか??

それはそれとして今回の話を。
幽閉された小説家が作品内にメッセージを込めるやつ~~好き~~! 前回完全にポッと出だったラノベ作家(すみません)がこんなに深堀られて描かれるとはね。
作中「これじゃ誰も救われない」って言ってたけど、遺された者は過去を越えて強くなって生きないとって〆は
綺麗事じゃない相手の目線に立った優しさであり救いって感じがしますね……

そして今回はなんとセットが動くぞ!!(歓喜) シンプルなセットが場面毎に動いて舞台が変わるのいいよね~~!
あとこれまではダンスはオープニングとかに入れられることが多かったけど、今回作中の概念的な存在としてダンスされる方が入られるの個人的にすごい好きです。リアルとは別の世界線って雰囲気が一層際立つ感じしますね。

まだRUN以外は3本しか見てないのに恐縮ですが、たくさんの登場人物が各々動いて最終的にひとつの結論に帰結する群像劇的なお話を伊藤さん結構書かれるイメージなので(言うてめちゃくちゃ頭良くないと書けないですよねこれ……個人的に満足する群像劇に出会ったことほとんどないので伊藤さん私の中でかなり貴重な脚本家さんです……)
劇中作も当然見応えある作品となるのは自明ではありましたが、他の所だったらこれだけで普通に劇一本作られるポテンシャルを感じますエンドストーリー……

ところで今回の配信はこれまで見たやつとかなりカメラの抜き方が変わってる感じがするんですがカメラマンさんか何かが変わったんですかね。

※お座敷コブラ様の次回公演
お座敷コブラ14畳目公演「TRIANGLE」
https://ozashikikobura.jimdofree.com/蛇足絵巻/2022年11月-triangle

※すみませんキャストスタッフ全員タグ付けしたらえらいことになるので劇団員のお三方だけで失礼します……

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