【ファーストクラスで世界一周】実践編2.ニューヨーク
ファーストクラスでの夢のような時間は瞬く間に過ぎ去り、
遂にニューヨークJFK空港に到着した。
まずは世界一難関と言われるニューヨークの入国審査を突破しなければ、
この世界一周旅行は始まらない。
いざニューヨーク。
①ニューヨークの入国審査と税関
ニューヨークに限らずハワイを含め、日本人ひとり旅女性のアメリカ入国が相当厳しいと聞いていた。
それはここ数年で日本人女性がひとりで入国し、アメリカ人相手に良からぬ仕事をしながら不法滞在する事例が多いのだとか。
それ故に帰りのチケットはあるか、日本で定職に就いているか、現金は持ってるか、アメリカでの滞在場所などをしつこく聞かれるらしい。
私はそれに備え、世界一周航空券のeチケットをプリントアウトし、
滞在予定のホテルと友人の家の住所・電話番号をリストアップしてきた。
問題は日本での定職。これは前職と定年退職した旨を伝えるしかない。
入国審査官は35歳くらいの若い男性だった。
予想通り帰りのチケットと滞在場所を尋ねられたのでリストを提示した。
仕事は何をしてるか聞かれたので、前職のことと60歳なので退職している旨を伝えた。
するともう一度パスポートを見返して急に打ち解けた感じで話し出した。
おそらく私が彼の母親くらいの年齢だったのだろう。
君は60歳に見えへんで。www😂 ーーー ありがとう😊
仕事辞めて楽しいか？ ーーー めっちゃ楽しいで✨
ええなあ。アメリカは初めて？ ーーー ハワイ行ったことあるけど本国初めて
ホンマか！ほな楽しんでな！
指紋と顔写真撮影をして、
ポン！とスタンプを押してくれた。
やれやれと安堵して出口に向かおうとすると何故か税関の係員につかまった。
「え〜、申告する物無いよー！」と言うと、
ニヤニヤしながら「ええからこっちに来い」と言う。
どうやら先程の入国審査の様子を見ていたらしい。
ハワイはいつ行ってん？ ーーー 35年前くらい
大笑い🤣🤣🤣
農場とか行くか？ ーーー 行けへんよ
一応キャリーをスキャンに通して、「行ってよし！」と言われた。
「なんで私やねん？」と聞いたら「面白そうやったから」と。
完全に暇つぶしにおちょくられたな。
②JFK空港からエアトレインと地下鉄でマンハッタンへ
何はともあれ無罪放免で晴れてアメリカに入国できた。
ひとつめの難関クリア！
着陸後すぐ機内モードオフにしてeSIMを検索中にしておいた。
今見るとちゃんと5Gで繋がっている。
ネットが繋がらないとおしまいだ。これでふたつめの関門クリア。
ヒューストンの友人にはひょっとしたら入国審査で電話させられるかもしれないのでその時はよろしくとお願いしてあった。
早速LINEで無事入国できたことを報告した。
さあ、次はホテルに向かう。
エアトレインのRed lineでターミナルからジャマイカステーションまで。
ここは入口に改札はなく出口の改札で支払うシステム。
OMNY登録しておいたApple Payでスマホタッチ。
これも無事に決済できて改札通過。３つめの関門もクリアできた。
あとは地下鉄EラインでSutphin Blvd駅からマンハッタン方面7st駅まで。
初めてのニューヨークの地下鉄も迷うことなく目的駅に到着した。
地上に上がる改札を出ようとすると、
上品な感じのアメリカ人のおばあさんに話しかけられた。
「この改札を上がるとどこに出るの？」
私は自分の目的地でもあるので「7番街の53丁目ですよ。」と答えた。
普段からよく道を尋ねられるが、
まさか初めてやって来たニューヨークで、しかも初日に道を聞かれて答えている自分がおもしろすぎた。
ニューヨークの地下鉄駅にはエスカレーターもエレベーターもない。
階段を重いキャリー引っ提げて地上に上がるとそこはニューヨークだった。
③Ameritania Hotel at Times Square
ニューヨークのホテルはJFK空港からも次のラガーディア空港バスからも
地下鉄1本で行ける場所で、
尚且つ2日目の夜にブロードウェイミュージカルを見るので、
夜の地下鉄に乗らずに歩いて帰れるブロードウェイに予約してあった。
駅から徒歩3分ほどでホテルに着いた。
チェックイン時間まで2時間ほどあるので荷物だけ預けようとレセプションに行くと、「チェックインさしたるでー。」とお姉さん。
ありがたくルームキーを頂いてエレベーターホールへ。
来たエレベーターに乗ってカードキーをかざすもなかなか反応せず、
行き先階が押せず困っていると後から乗って来た男性がコツを教えてくれた。
彼が自分の階を押そうとするとどうやら通り過ぎた後だったようだ。
降りそびれてしまったので「私のせいでごめんなさい。」と言うと、
「気にしなくていいよ。僕はエレベーターで上がったり降りたりするのが大好きなんだ。」と言ってくれた。
こういう気の利いたアメリカンジョークをサラッと言えるユーモアセンスはすごい。
部屋はこんな感じ。
海外ホテルはアイロンが必ずあった
決して広いとは言えないがニューヨークマンハッタンのど真ん中では上等だろう。
こちらの三つ星ホテルで3泊78,000円（税サ込）。早期予約したのでかなり安い方だと思う。
シャワーのお湯、トイレの排水、暖房温度、コンセントなどをひと通りチェックし、一服してからセントラル・パークへお散歩と買い出しに行くことにした。
④セントラル・パークのリスは可愛くなかった
ホテルから徒歩10分ほどでセントラル・パークに到着。
昨日までの雪があちこちに残っていた。
リスがウヨウヨ走り回っている。
しかも大きい。
もう少し可愛い小さなリスを想像していたのでちょっとびっくりした。
人慣れしているのか近づいても逃げる気配もない。
メリーゴーランドを見に行ったが残念ながら休業中だった。
どうやら冬の間はやっていない模様。
寒いから当然かな。
⑤スーパーで買い出し& ＄1.5 ピザ購入
暗くなる前にホテルに戻りたいので、セントラル・パークのお散歩は切り上げてスーパーへ買い出しに向かう。
ホテルの並びにあるスーパー「ガストロマーケット」。
ちょっと高い気がしたので水とりんごとお菓子だけ買った。
その隣にある「99セントピザ」。
ここでは是非ピザをテイクアウトして食べてみたかったので行ってみると、
さすがに99セントではなく「1.5ドルピザ」になっていた。
テイクアウトではボックスに入れてくれるとクチコミに書いてあったが、
1.5ドルピザをテイクアウトで注文するとお皿に乗って出て来た。
「ボックスはありますか？」と聞くと不機嫌そうに袋を渡された。
日本円で224円。マンハッタンでこの値段では売れば売るほど腹が立つのかな？
しかしこのピザが私がニューヨークでこの後食べた何よりも1番美味しかった。
ニューヨークで何が食べたい？って聞かれたら即座に「⒈5ドルピザ」と答えるだろう。