夏祭りへジャッキーと行ってみた
去年、初めてジャッキーに浴衣を買ってあげた。
私が子供の頃からよく行っていた近所の夏祭りにこの浴衣を着せていっしょに行こうと思ったからだ。
しかし去年はその夏祭りの日にNIJIUのコンサートのチケットを貰ってしまって、そちらを優先したので行けなかった。
ようやくこの夏、浴衣を着て夏祭りデビューだ。
①夏祭りの思い出
陽が傾き始めて少し涼しくなった頃に、ジャッキーを自転車のかごに乗せて出かけた。
私自身、地元の神社の夏祭りに行くのは久しぶりだ。
まずは自分が小学校高学年から中学生の頃、
夏祭りと言えば好きな子を誘っていっしょに行くというのがその頃の定番だった。(今でもかな?)
男女6人くらいで浴衣を着て行った遠い遠い記憶がある。
いやぁ本当に青春で、ホワイトベリーの『打ち上げ花火』の歌詞みたい。
そして一気に時は流れ、
次の夏祭りの記憶は息子が小学校の時にPTA役員としての夏祭りの見回り。
夜9時を過ぎると、「帰りなさーい!」と偉そうに声をかけてまわった。
②記憶の中の夏祭り
そして今は自転車のカゴに浴衣を着せたジャッキーを乗せて、同じ祭りに到着した。
驚くほどの人出だ。
駐輪場には隙間がないくらい自転車がびっちり止められている。
警備のおじさんがここなら止めれるよ。と誘導してくれた。
神社なのでひょっとしたら、「犬はあかん!」と言われるかもとびくびくしていたが、どうやら大丈夫みたい。
自転車を止めて、ジャッキーを抱っこして、まずはお参りをする。
境内から見下ろした場内は
参道の両サイドに隙間なくびっちりと夜店が並んでいる。
そして参道は思いのほか幅が狭く人で溢れかえっていた。
こんなに狭かったっけ?と呆気にとられた。
自分の記憶では境内は広々とし、参道の幅もゆったりしていて距離もぐんと長かった。
鳥居の外までどこまでも夜店が続いていたように思う。
金魚すくいをしたり、
ひよこ釣りをしたり、
鉄砲で的当てをしたり、
りんご飴を食べて舌が真っ赤になって笑い合う。
そんな光景が記憶にあったのだが。
③帰りにタリーズで一服
あまりの人口密度の高さに驚き、
足早に参道を通り抜け、
夜店をさらっと見てカステラ焼きだけ買って出て来た。
お祭りの熱気だけは体験できたが、風情も何もなかった。
喉が渇いたので帰りにタリーズに寄ることにした。
マンゴージュースとメロンジュースでほっとひと息。
④夏祭りで知ったこと
それにしてもすごい人出だった。
去年の夏祭りがコロナ明け2年ぶりの夏祭りだったそうだ。
今年は少しは落ち着いているかと思ったが、すっかりコロナ忘れで、超密な世界だった。
危ない危ない。
普段はあまり見ない小・中学生と小さな子供連れのヤンママ達を久しぶりに見た気がする。
この町にもまだまだたくさん若い人がいたことを夏祭りで知った。
昔のような風情ある夏祭りに、ジャッキーと縁日を冷やかしながら、ゆっくりとそぞろ歩いてみたいものだ。