月を癒す 2
月は魂が誕生し、感情を持つ人間として生まれた時から
経験を通じて感じた感情の全てを記憶しています。
智識や経験ではなく、自分が感じた感情の全てが月に記憶されています。
月は感情の記憶装置。
だからこそ、月を癒すには今の自分の感情がカギとなります。
感情を通じて月を癒す上で重要な事は「自分が持つ感情をそのまま受け止める」こと。
この感情は良い、この感情は悪いと「ジャッジ」しないこと。
どす黒くて、最低で、存在すら否定したい感情でも「ある」と認めて受け止めること。
あるものをある、とただ認めるだけ。
あるものにたいして「無い」としたり「だめ」と否定しない事。
まずはそこからです。
嬉しい、楽しい、ワクワクが分からない
自分が何をしたいのか分からない
という方がいらっしゃいますが
その理由はマイナスの感情を無かった事にしているからです。
マイナス感情とプラスの感情は対になっています。
例えで言えば、悲しいと嬉しいは対になっています(どのマイナス感情と、どのプラスの感情が対かは諸説あります)
だからこそ、悲しいを無かった事にして、悲しいを抑え込めば、その反対にある嬉しいも消えてしまうのです。
どれだけヒーリングを受けたり、リーディングを受けて自分の魂の存在理由を読み取ってもらっても
自分のマイナス感情を抑え込んでいたら、何も変わりません。
マイナスとプラスという分裂した感情をまずは一つにすることで、私たちは魂と同調して生きられます。
* *
感情に向き合う理由は「自分の魂の自由を奪う思い込みから自由になること」です。
「思い込み」という辛い過去の繰り返し(再体験)を終わらせること。
感情の感じ切りが幸せになるための最終手段と言えるのは、この段階を経ることが魂の成長に必要不可欠だからです。