感情の感じ切り「≠」感情を味わう
感情の感じ切りは「感情を味わう」ことでは「ありません」
※ ここでいう「感情を味わう」は事象から引き出された悲しいを「悲しい、悲しい」とやる
もしくは「悲しいなぁ」とその感情に浸る事だと思います。
感情を味わう方法だと、一時的な改善はあるけど長期的に実践すると
「自分の人生を苦しめる思い込みが強化される」ので、始める前より苦しい人生になります。(私やクライアントさんの体験談より)
そして「感情を味わう」という事は実は「マイナス感情をスルーする」事にもなるので注意を。
* *
感情を味わうと良くない理由は簡単で
その人が内面で感じている感情的エネルギーと、感情の種類が合致していないことが多いからです。
感情の感じ切り(私の方法)を実践していくと
怒りだと思っていた感情が実は悲しみだった
寂しいと思っていた感情が実は妬みだった
みたいなことが多々あります。
ムカつく!ムカつく!!とどれだけその感情を味わっても、本当は悲しかったのであれば
どれだけそこで頑張っても結果が出ないのは一目瞭然です。
細かい事を言えば「ムカつく!」と言ったところで、そのムカつくの根っこにあるのは、個々人がかかえる思い込み(エゴの防衛策)なので
「ムカつく」と共にあるエネルギーに合う言葉を見付けながら、そのエネルギーを噛み砕いていくから
実は悲しいだった、妬みだったという事が分かるのです。
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先日、ツイッターでホームレスの人に「なんでも買ってあげる」と提案し
その人が商品を入れた籠をもってレジに向かうと、提案した側がその人を置き去りにする、という動画が流れてきました。
それを次男と一緒に見て出てきた言葉はお互い「ムカつく!」でした。
でも、そこから色々話していくと、次男は「弱者をより痛めつけた」に対してムカついていて
私は「悪意を持って計画的に相手を騙したこと」に怒りを感じていたのです。
こうやって同じ事象から出た同じ「ムカつく」の言葉の背景は人それぞれ。
だからこそ、ムカつくの背景にある自分の思いに気づく必要があり
そのムカつくの背景にある思いを言語化を通じて受け取ることが「感じ切り」なのです。
感じ切りと言っても、ただムカつく、ムカつく!!とやってるわけでは全くない。
その背景に目を向けるからこそ、自分から自由を奪う思い込みにたどり着く。
思い込みにたどり着けるから魂レベルでの癒しが可能なのです。
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「感情を味えばいい」と伝える人が本当に多い事
その情報を指示する人が多いことも理解しています。
でも、その間違った方法によって、人生が大きく狂った人は沢山いる。
この負のサイクルは十数年前から続いています。
間違った方法によって、
周囲の人を巻き込みながら自分の人生を狂わせ
自ら魂の願いからも遠ざかり
成長の過程も滞り
幸せになりたくて感情に向き合ったのに、間違ったの方法が原因で絶望を味わった人。
こんな人達を私がどれだけ見てきたか。
ここから這い上がることがどれだけ大変か。
本当にその発信者が
感情とは何か
なぜ私たちは感情を持つのか
感情を抑圧するとは何か、何をすると抑圧になるのか
感情を解放するとは何か、それはどうしたらいいのか
感情を抑圧すると、その人に何が起こるのか
感情を解放すると、その人の人生はどうなるのか
病気とは何か
癒しとは何か
魂とは何か
魂の願いとは何か
過去世とは何か
過去世と今生の関係は
過去世を癒すとは何か
エゴとは何か
エゴの暴走はなぜ起こるのか
クライアントのエゴの暴走が起きた時、発信者は対処できるのか
クライアントの魂をエゴの暴走から救う手立てと覚悟があるのか。
クライアントのエゴと対峙する覚悟があるか。
そこを語れず、エゴと対峙する覚悟も無いのであれば感情について語ることは出来ないのではないでしょうか。
感情は魂の声だからこそ
感情について語るという事は魂の救済を意味するからこそ
感情について発信するときはご自身の経験値から本当のことを語って欲しいと心から願います。
追記
今期のドラマ『6秒の軌跡』の中で
「私にとってのステキ、分かってます?」
「え?」
「私にとってのステキと、望月さんにとってのステキって違いますよね?」
そういう事なんです。
感情っていうのは「自分の魂の声」だからこそ、表現は同じでも質と中身人それぞれ違います。
その感情と共にある質と中身こそがその人の感情。
だからこそ、表面的な感情を味わっても結果が出ないのです。
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