マイナス感情は要らない?
マイナス感情は要らないもの、とされる方がいらっしゃって
一生懸命、自分の中からマイナス感情を排除しようとされて
マイナス感情がないことを良いとされる方がいますが
マイナス感情っていうのは、感情の一側面しかまだ理解していないというだけの事。
なので要らないとか排除するとか、そういう話ではないのです。
感情っていうのはマイナスとプラスがあって
どんな感情にも対の感情がある。
例えば
悲しい⇔嬉しい
怒り⇔愛
孤独⇔調和
みたいな(対の感情については諸説あり)
そして各感情の対の中心にあるのが中庸で、その中庸=自分の魂の声です。
が、物事の始まりはマイナスなので
まずはマイナス感情を味わい尽くして、そのマイナス感情から学びつくして、そのマイナス感情の対局にあるプラスの感情を見つけること。
その感情をマイナスもプラスも超えた中庸に持っていくこと。
マイナス感情を要らないってすることは、その感情が持つプラスの感情も捨てることになるわけです。
よく「私は愛の人なので怒りとか感じない」とか「穏やかな性格なので怒る事は無い」っていう方がいますが
怒りがないってことはその対極にある愛もないってことになるわけです。
そもそも怒りっていうのは自分が本当に大切にしていないと発生しない感情ですから。
マイナス感情から対の感情を見つけ、最後には中庸にまでもっていく
それが感情の感じ切りです。