Photo by peishum Twitter詩集 11月号 10 沢井港一 2022年12月18日 16:47 濃密な時間は、丁寧過ぎてもくどくなるし、淡白過ぎても物足りないし。完璧なバランスなんて存在しないハズなのに。あると誰かが言ってしまうから、みんな探してしまうんだよね#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 1, 2022 上り坂を、かけ上るみたいに。僕は背中に帆を張った。向かい風でも気にすんなと、風が言っている。「お前が言うな」と言いたくなったけど、コンパスが僕を引っ張って来るから今日は許してやるよ。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きの輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 1, 2022 ペシミズムが僕を責め立てる。まるでシンセサイザーを耳元で大音量で聴かせて来るように。素晴らしい曲も黒板を引っかくような音にしか聞こえない今は折れた東京タワーと永遠に三日月型の月に何故か見惚れてしまうんだ。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 2, 2022 一角獣の彗星は、優しさと強さに溢れていて。双子になってもなお、記憶喪失になってもなお、烏色の宇宙の中で、輝くよ、輝くよ。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きさんと繋がたい #詩人さんと繫がりたい— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 3, 2022 ノートの行からはみ出したラブソングが許せなくて、いつも下半分で終わってしまったお城みたいに、投げ捨てた僕は地図を作ることを覚えたんだ。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きさんと繋がたい #詩書きの輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 3, 2022 クローバー色の猫は、アダムとイヴに失楽園を読み聞かせていた。失われた楽園を取り戻す冒険物語と嘘をついて。貴婦人を描く万能の天才に、肩の力を抜けよとImagineを歌うが、英語がわからないからハミングで誤魔化してさ。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 4, 2022 明日を黒い輪郭線で囲ったら、抽象画の巨匠っぽい人が、黒じゃない!お前色に濡れ!なんて言う。自分色なんてわからない僕は、とりあえず野良犬色を塗ってみた。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きの輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 5, 2022 死ぬ寸前に、空のペットボトルを投げたんだ。中に入った卵の殻が琥珀色に輝き、流星みたいに真っ黒な湖に落ちて行く。人魚はハープの代わりにイカの足を弾いて、みんなの願いを湖底で見守っていた。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩人さんと繋がたい— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 6, 2022 サイコロを投げるみたいに、人の命を転がすdevilは、火が実る植物を愛でていて。三つ首のトイプードルを、ケトルに入れて持ち運ぶ。オーケストラへのラブコールは、拍手の代わりにロケット花火だから、いつも皆devil色になると、苦情という名の絶賛の声に酔っていた。#詩 #詩書き— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 7, 2022 三脚を立てるみたいに、バミューダ・トライアングルの星座を闇夜に産み出した僕は、来るハズのない四日目の朝を望んでいた。あの人を想うあの人は、滅びた宿屋でボサノバを聴きながら、昔兄弟と劇団をしていた頃を思い出す。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 8, 2022 商人に聞いてみた。「魂はあるかい?」と。商人は商人の仮面を取った。不気味な大きな猫目で言った。「魂はないけど音楽ならある」と。猫目はソナタを奏でながら、月と太陽の結婚を祝福した。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと繋がたい— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 9, 2022 サムネイルみたいな、コラージュした履歴書を渡したい。ネイルアートみたいに、礼拝堂の窓に米粒サイズの女神様を描きたい。自撮り写真みたいに、モンタージュした情報の紙飛行機を飛ばしたい。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと繋がたい— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 10, 2022 ロシアンブルー色の彗星に、自慢気に嘘をついたピノッキオは、伸びてしまった踵にあうガラスの靴を探していたとか。頭を切り離しても生きているキリギリスが、アリなら何とかしてくれると嘘をつき、赤メッキが剥げたバラをお土産に持って行くことにしたとか。#詩書きさんと繋がりたい #詩— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 11, 2022 障子に穴を空けて覗き込んだ猫目は、機織りに飽きた朱鷺がついた ため息が、遠く離れた豚が建築した煉瓦の家を吹き飛ばした。狼の皮頭巾ちゃんは、家の地下室で眠る髪長姫の喉元に電池を入れたら、『翼をください』を軽やかに歌いながら、人魚の国に帰って行った。#詩 #詩書き #詩人— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 12, 2022 山姥の亡骸を、針の穴から覗いてみた。まるでスナイパーになった気分で、視線だけで蟻の眉間すらも撃ち抜けそうだった。月が登った。永遠に三日月の月だ。輝きは1/3になっても、残った2/3の希望は消えなくて。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 13, 2022 居留守を使うフクロウは、「ねこふんじゃった」とリズムカルに扉をノックする啄木鳥に悩んでいた。叩くたびに紅葉の赤が黄に、黄が赤に、朝が夜に、夜が朝に、スイッチみたいに変化するから、熊もくまっていたとか、いないとか。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 14, 2022 カササギは賭け屋の女羊に尋ねた。「蜂蜜を賭けた奴はいるかい?」と。「蜂蜜はないが、猫の髭を賭けた奴ならいるわ」と女羊。トランプみたいにハムを切り、フルハウスみたいに羽根と龍の鱗を揃える その賭け屋は、世界の終末の後にだけ開かれて、開かれて。#詩 #詩人 #詩書き— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 15, 2022 バラバラになった紐を玉結びで繋ぎ止めるように、悪魔に魂を、女神に勇気を売りつけて。龍の鱗が欲しいからと、山頂から朝日に向かって舵を切ったんだ。明日へ飛ぶためにね。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きの輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 16, 2022 気分が乗らない時ほどに、廃墟のくたびれた感が寂しさを癒してくれるんだ。滅びた人々は無意味と知りながらも、布を被って魂の真似事をするんだ。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きさんと繋がたい #詩書きの輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 17, 2022 無計画に今夜、ドでかい花火を打ち上げたくて。歩道橋の手すりにぶら下げた、明日する「反省」を取りに行く。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きさんと繋がたい #詩人さんと繫がりたい #詩人さんと仲良くなりたい— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 18, 2022 吊り橋を、叩いて渡るみたいに。仄かに香る、魂の息吹きを、五感で感じ取って。「最低だよね」と言うあの声が、今もイヤリングみたいにぶら下がっているんだよね。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きの輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 19, 2022 遠い海を渡る夢を見たんだ。イカダは深夜の通販番組で買ってね。100本のアイスのあたり棒で作られたイカダなら、越えられるのは当然か。次は100杯のイカのイカダで地球の裏側まで行きたいと、枕の下に季節外れの短冊を書いた。#詩人さんと繋がりたい#詩人 #詩書き #詩— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 20, 2022 ギターなんて弾けない渡り俺ちゃんは、無色透明な砂漠で砂のお城を作るんだ。雪が降ったら真っ白になる夢の城。どこにあるって?俺ちゃんの夢の中。オイオイ怒るなよ。所詮枕にインプットされた幻なんだからさ。#オリキャラ #オリキャライラスト #詩 #詩人 #詩書き pic.twitter.com/2lPmCmDWN9— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 21, 2022 スリーフォーが揃った時、窓辺から花びらが舞ったのが見えた。写真集に収まりそうなその光景を、カメラの代わりに指で作った丸から覗く。「OK!」カーテンがそう囁くように風で膨らんだ。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きの輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 22, 2022 「天国だけを見ていたい」と、渡り鳥が言っている、みたいな雰囲気を飛行機の窓から見ている。「バンジーの準備をしてください」と、泣きながら機長がアナウンスする、みたいな光景を頭の中の映画館で見ている。「人生とはそんなモンさ」と、カウボーイ姿の父が語るんだ。 #詩— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 23, 2022 #絵画 #イメージ #詩 ベートーベンの『運命』を、呼び鈴で奏でる死神から、ピンボールに誘われたんだ。行きたい所に行けないもどかしさが、人生に似ているねと彼に話したら、「そうかも知れないな」と、欠けた歯で笑って、最期にスコアを666にして見せた。#詩書き #詩人 https://t.co/X0K2KAmZSb— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 24, 2022 破れた紙幣みたいに、ボロボロにされた世界をカラスと一緒に見ていたいと思う時があって。「君の代わりなんていないよ」と、スポットライト色した無神経な攻め方じゃ、綺麗になんかなれなくてなれなくて。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩人の輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 25, 2022 目の充血に襲われて、水晶色の空に命乞いをする。「目先の欲ばかり見てるからだ」と、鴉が俯瞰から吹き出しを降らせて来て。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きさんと繋がたい #詩人さんと繫がりたい #詩書きの輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 26, 2022 雑音を拾ってしまう、このエルフ耳が嫌なんだよね。鉛筆みたくピンピンに尖らせるくらいなら、「星みたいに尖りまくってる!」って言われた方が嬉しいよね。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩書きさんと繋がたい— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 27, 2022 「何しても長続きしないんです」と、誰かに本音を吹き替えて貰った。「ない。より、ある。だろ!」と、冬眠前にカエルが教えてくれた。とりあえず、「ある」を探した。「生きている」と言う「ある」があったわ。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 28, 2022 消防士は言った。「ベーコンって、焼きすぎると焦げるから気をつけな」と。裁判官は反論する。「カリカリになるまで焼くのが良いんだろうが!」と。妹は冷めた口調で言った。「おやさい も たべなさい!」と。#詩人さんと繋がりたい#詩書きさんと繋がりたい #詩人 #詩書き #詩人の輪— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 29, 2022 #絵画 #イメージ #詩絶対に失敗しない本を探していたら、夏目漱石の猫が航海図を持って来た。「金は髑髏の形だにゃ!」と、眼帯をした本の挿絵が、猫語を話して来たから、渋々ダリの馬みたいに細い足の竹馬に乗って、もう一度歩き出すことにしたって訳。#詩人 #詩書き #猫 https://t.co/aqa1eDIJ6x— 沢井港一 (@k_s_no_eigashi) November 30, 2022 最高評価:11/21(11いいね♥️)最低評価:11/8、16、23(1いいね♥️) ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #猫 #Twitter #絵画 #詩人 #イメージ #詩集 #オリキャラ #詩書きさんと繋がりたい #Twitter投稿 #詩人さんと繋がりたい #note_twitter #Twitterまとめ #詩書き #オリキャライラスト #詩人さんと仲良くなりたい #詩書きさんと繋がたい #詩人の輪 #詩書きさんと仲良くなりたい #詩人さんと繫がりたい #詩人さんと繋がたい #詩書きの輪 10