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『どうしても頑張れない人たち』を読む⑨

前回は こちら↑

読んだページ数:42~49P

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①印象に残った点

・子供に無理を させる ことは もちろん 良い こと では ない。しかし「無理をさせない」=「頑張らせない」と言う訳では ない。

・以前にも書いたように、世間は「頑張らない人」を支援/評価しよう とは しない。子供の頃から「無理を させたくない」と思う あまり、頑張る ことを止めさせて しまうと、何も出来ない/しない大人へと成長してしまい、本人に辛い思いを させて しまう恐れが ある。

・もちろん これは子供に限った こと では なく、社会人にも言える こと。入社した所が「思って いたのと違う」とか「給料が安い」などと言う理由で、ちゃんと頑張る前から「合わない/嫌な仕事を無理して続けたく ないし辞めちゃおう」と言う ような人は少なからず いる。

・しかし そういう人は別の仕事を探そう にも採用されなかったり、入ったと しても同じ ように辛かったら すぐ辞めて しまい、周りから無責任な人間と見なされ、支援を受けられず苦労する ので ある。

・「頑張らない/頑張れない人達」以外にも「頑張っても出来ない人達」も 世の中には いる。彼らは自分の中で どれだけ「出来た」と思った こと でも、それが周りから評価されなかったり、やった ことが結果として出ない ことが多い。

・つまり「頑張って出来る人」とは「やった ことが誰かに認められ/評価されて、かつ結果が出せる人」なのだ。ここで言う結果とは 「お金」を指す ことが ほとんど で、やった ことで お金を稼げる ことで初めて「頑張っている」と思われる のである。

・だが、それが出来る人間は ほんの一握りであり、大半の人は嫌/苦手な ことをして お金を稼がない と いけない。しかし まず、そう言った ことで その人が「頑張ろう」と言う気を起こす こと自体 難しい のだ。

「やる気が ないから頑張れない」→「その せいで周りから評価/支援されない」→「さらに やる気を無くし頑張れなく なる」と言う悪循環に陥る ので ある。

②自分が感じた こと

○「苦手な こと は無理して やらない方か良い」とは良く言う けれど、もっと深く知る前に「何か思って いた のと違う な」と感じて すぐに投げ出してしまう のは何だか勿体ない気が する。

○何故なら「ちょっと違う」と思っても、もう少し だけ挑戦して見て ある程度 経ってから 合う/合わない を決めても遅くは ないと思う し、その経験が「自分は どういう物/こと が合う/合わない か」を知る/学ぶ きっかけ になる と思った からだ。

○「自分の好き/得意な こと だけ やって生きて行きたい」と言う考え は誰でも一度は する物だけど、やはり その やった ことが周りから評価されなければ まず食べては行けない と言う のが現実の厳しさ だ。

○だから好き でも ない ことを やってお金を稼ぐ しか ない。しかし そもそも好き でも こと だから頑張る気が起きない し、評価されない ことに対する不安や「やっぱり自分には無理なの かも…」と言うネガティブな考え が仕事だけでなく、それ以外での頑張る気 すらも削いで しまう と言う本書の内容が、今の自分にも当てはまって いると感じた。

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今回は ここまで。

次回は9/2(木)更新予定。

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