『どうしても頑張れない人たち』を読む⑩
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読んだページ数:49~53P
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①印象に残った点
・世間には「頑張っても出来ない人達」だけで なく「頑張っても出来ない子供達」もいる。そして そういう子を持つ親は常に「やれば出来る から頑張って!」とか「努力すれば報われるん だから!」など と言う言葉で子供に やる気を出させようと する。
・しかし こう言った言葉を かけて やる気を出させたと しても出来ない/結果を出せない子供達は必ず いる。その せいで「頑張って出来る子供達」と比較され、周りから「あの子は頑張っていない」など と勝手に判断され辛い思いを する のである。
・筆者は かつて国会で開かれた委員会で、共に参加して いた元オリンピック選手の方が「スポーツは子供達にチームワークや お互いを尊敬する こと の大切さ を学べる」と述べた話を紹介している。
・筆者は この発言に対して「スポーツが苦手/出来ない子供は どうなるのか?」と疑問に思った と言う。その理由を筆者は中学生時代 所属していたバスケ部で練習が上手く出来ず先輩達から暴力を受けた経験が あった からだ。
・この こと から筆者は「スポーツが必ずしも 全ての子供達にプラスに なる とは限らない。そして ここでも『出来る子』=『頑張っている子』、『出来ない子』=『頑張っていない子』と言う誤解が生じている」と考えている。
②自分が感じた こと
今回の一文を読んで、私も筆者と同じ様な経験を して いる ことを思い出して しまった。中学生の体育の授業の時、練習や試合などでミスをする たびに、罵倒され暴力を受けた ことが あった。
「何かが出来ない/苦手」と言う ことは決して悪い こと では ない はず なのに、一部の人間は それに対して相手を激しく責めたり自分の思い通りに させようと暴力を振るう。これはスポーツに限らず、近年 問題に なっている会社内でのパワハラなど にも言える ことだ。
だから今回の筆者の考え を通して私は「『出来る』からと言って『出来ない』人間を罵ったり傷つけて良い と言う訳では ない」と言う ことを強く感じた。
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今回は ここまで。
次回は9/3(金)更新予定。
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