アドリブ奏法が簡単なわけではないが、難しいの概念を間違えている人が多いので、物申したい"(-""-)"

私はジャズのアドリブ奏法を指導して14年が経ちます。そのうち2年はオンラインのみでの指導をしています。
オンラインの指導に切り替えてから飛躍的に、短期間でアドリブ演奏ができるようになった方が多くいます。
その多くの方は、これまで何年も何十年も!?アドリブ演奏をしたくてもできるようにならない・・・という悩みを持っていた方です。

どうやってその方たちが、アドリブコンプレックスを克服したのか。

その方法は、もしかしたらアドリブ学習の概念を覆すかもしれない。

なんてことではないけれど、そもそも、これだけアドリブ奏法が習得されない理由について、物申したいと思います。


アドリブ演奏に必要なことは?

そもそもアドリブ演奏に必要なものは何ですか?

・コードやスケールの知識
・フレーズの引き出し
・センス

???
違いますよ。

↓これです↓
・楽器の技術(8分音符程度の楽譜が演奏できる、半音階が演奏できる)
・どんな音楽を聴いてきたか
・生み出す力
・何を伝えたいのか

最も必要なのは、「何を伝えたいか」です。
その想いがなければ、形にはなりません。

「何を伝えたいか」がわからない場合は?

では、何を伝えたいかがわからない場合はどうするのか?

・耳コピーしてそのまま演奏
・フレーズを作ってもらう

???
違いますよ。

↓これです↓
・音を感じる

おそらく想定として、何かコード(和音)が鳴っているうえでアドリブを撮ると思うのです。
そのコードの音をしっかり感じられてますか?

そのコード、また複数のコードが並べばコード進行には、伝えるべき(というか伝わりやすい)メッセージが隠れています。
それを感じ取ることで、おのずと「伝えたいこと」の道筋がみえてきます。

道筋というのは、そこで奏でるメロディの「大枠」です。

その大枠のまま演奏しても十分美しいです。
それを、ジャズ的迂回方法を挿入していくとジャズっぽいメロディに変化します。(ジャズっぽくしたいなら必要だがそうでなければ不要)


感じるのが難しい、よくわからない場合は?

・感性にまかせる

☝絶対だめ!

わからないままアドリブをとる=適当
です!!!

↓これがいいと思う!↓
・コードの練習
・理論に頼る

ここで初めてコードの練習きましたねーー!

ポイントは、「感じようとした結果、わからなかった」から登場したのです。

このワンクッション!
「感じようと努力したかどうか」
によって、コードのサウンドや知識の入って来るレベルがめちゃくちゃ変わります!

そして、私も全然感覚がなかったのですが、
ジャズ理論にはとても助けられました。

曖昧だった音が視覚的に論理的に考えられるようになったことで
適当から脱することができました。
そして、自分のフレーズに確実性が生まれ自信につながりました。


結果から学ぶことは難しい

・理論
・既存のフレーズ

これは、だれかがやってきたことの結果です。

この結果から学ぶことは非常に難しいと思います。

特に日本人は。

結果、結論がわかっていると、そこに行かないと、「間違っている」と感じるからです。

これは長年の学校教育の結果身についた思考です。

「正しい」「間違っている」
「人がいいという」「悪いという」
そういう思考が、完全にアドリブ習得の邪魔をしています。

もちろん、そういう概念がないわけではありません。

でも、それを一回とっぱらって、
自分はどう思うのか?
自分がどう感じるのか?
気持ちいいのか?
気持ち悪いのか?

それを自分で感じ、自分のことを知っていく必要があります。

自分がどうなのか
という軸がなければ、
「正しい」もクソもないんです。

自分が感じたことはすべて正解です。

それをまず認めてあげること。

そこからがスタートです。

その感じた事は、理論的にどうなのか?
ジャズの目線からみたらどうなのか?

これ、矢印の方向が違うのわかりますか?

一般論→自分
(一般論に自分を合わせに行く)

自分→一般論
(自分に対して一般論はどういう位置なのか)

この違いです。

この感覚をまず身に着けないと、
アドリブコンプレックスからは抜けられません。


実際に、この考え方に基づいて作った教材を使って、多くの方がそのコンプレックスを脱しています。

その様子について、このnoteやInstagramでお伝えしていけたらと思います。

アドリブ奏法の学習の概念、ぶっ壊していこー!



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