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長崎では春節

 離島も小雪が舞っています。
 大時化で午後からのフェリーも欠航しました。
 予測された事態なので、食材を買い込んでいますし。あの寒い台所には立ちたくないので、冷蔵庫には数日分のおかずをストックしています。
 それにケーキも。
 
 長崎市ではランタンフェスティバルというお祭りです。
 これは春節という華僑の旧正月のイベントが、街を上げての大規模なものになりました。しかもその時期は10日間ほど継続します。
 昨年は丁度この時期に長崎市に出張していまして。
 もう3年ぶりにランタンの夜街を歩きましたね。

毎年の干支像

 昨年は見事な辰年のメインオブジェでした。
 例年は干支にちなんだものを新造していました。
 残念ながら、今年からは物価高を理由に新造されないそうです。ああ、今年は還暦で年男なんですけど。 

餡クロワッサン

 出張の合間の自由時間を縫って、馴染のお店を巡ります。
 もう小腹を満たしては、歩きに歩いて小腹をつくる旅になります。
 ああ、これが故郷の筈なのにさ。
 顔見知りがそこそこに居るのに。
 しかもこんな時期のホテル代に驚いたわ。出張旅費で落としてはありますが、自腹だったら避けるよな~

夜までイベントは続く

 最初はこじんまりとしたお祭りで。
 新地中華街で華僑さんたちが、友達同士で屋台を置き始めたのがきっかけです。当時は100円での具の少ないちゃんぽんが人気でした。
 それがいつしか長崎市街全体を覆うイベントに成長しました。
 体感的には長崎くんちを超えるような規模でして。

 しかもなんでしょう。
 この時期はバレンタインデーを含みます。
 ランタン告白ってイベントが中高生にあって。
 それを阻止するためか、どの学校も期末試験の真っ最中。
 ですがその背徳感もあるのでしょうね、「ねえ、ランタンに一緒に行かない?」と勇気を振り絞る若人らの、恋の祭典でもあるんです。

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