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負けヒロインが多すぎる 感想

 最近のご執心です。
 還暦も数か月に迫っているのに、季節ごとにアニメを追っています。
 で。この夏の頂点に立つのはコレでしょう。とにかく面白いし。動画もぬるぬるとよく動く。
 そしてお話の組み立てが実に素晴らしい。
 ご当地である愛知県豊橋の全面的な協力があってさ。
 これもう2期、3期と続いて欲しい。
 豊橋にも行きたくなる完成度がある。
 よくYouTubeで聞いていた「オカルトラジオ」の聖地だしな。

 どれくらいご執心かというと原作を全巻、大人買いしてしまったよ。 
 実はラノベ小説を読んだのはこれが初めて。
 一人称「俺が・・」を基本としている私小説で、映像化には向きません。というのは映像ってのは、視点が第三者から見ているものです。そこには「俺が・・」の視点とか心情が乗りにくいのですよ。
 まあ見事にアニメ化されていますし、視点が違う分で解釈の幅も多い。
 ラノベというのはこうゆうジャンルなんだ。
 こんなに1巻当り2時間くらいで読み進めていけるなんて。
 なんて軽やかな味わいだろう。それに何度も吹きだして、恋愛観にもやもやしてしまう。

 ああ。
 こりゃあ私には書けないな。
 そう思いまして。
 こと私小説ともなると、どうしても私は中島敦の「山月記」の如き表現になってしまいがち。姿勢を正して、ぴっと肩を張らせるような堅苦しさをどうしても出してしまう。
 
 それとね。
 少年期に男子校だったというのが、良くないと思う。
 6年間も男子寮生を継続するとさ。
 世界の半分は女性ってことを忘れてしまうのよ。



 

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