皆既日食の楽しみ方
2009年の皆既日食用に作られた国立天文台のページ
注意事項や楽しみ方が載っていますので、一度ご覧ください。2012年の金環日食のときのものでもよいです。Youtubeでの解説動画なんかもあります。
日食グラスで見る
肉眼で太陽を見ていると、太陽の光が目にダメージを与え、最悪の場合は失明の可能性もあるので、太陽は直接見ないようにしましょう。専用の日食グラスを使って見るとよいです。天文台や科学館、インターネットショップで手に入ると思うので探してみましょう。Vixenがいろいろなコラボ商品を出したりしているのでおすすめです。
×サングラス
×黒い下敷き
黒いからと言ってこれらを使って太陽を見るのはやめましょう。目で見える可視光以外の光というのがたくさんあるので、それらが目を傷つけてしまうと思います。黒いというだけだと、目は瞳孔を広げて光を吸収しようとするため、よりダメージが多くなってしまいます。
コロナやダイヤモンドリングなどを見る
皆既中に太陽の周りに見える光の広がり。太陽活動の活発具合でコロナの形が変わります。太陽活動が弱いとコロナは長く広がるようです。
皆既に入る直前、皆既が終わる瞬間に、ダイヤモンドリングという現象が見られます。月のでこぼこしたクレーターの間に太陽の光が漏れて差し込むので、その部分がリングのダイヤ部分に見えることから名付けられています。
太陽活動によるコロナの広がり方の写真があります。
双眼鏡で見る
やっぱり少し拡大して見たい☆という思いがあると思うので、双眼鏡くらいがよいかなと。もちろんフィルターをつけて見ます。
フィルターが劣化して小さい穴があくとか、きちんとつけられていなくて光が漏れるなど、危険な可能性はありますので、自己責任でお願いします。
専門家からは太陽を拡大する際は太陽投影板を使うことをおすすめされます。最近だとディスプレイなどに映す電視観望が主流かも知れません。
大きな望遠鏡(8cmくらい以上)では光を集め過ぎるので、太陽の光を絞る必要があります。
写真や動画を撮る
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160786398/picture_pc_0ab349c381d81ed7bcf8bc3ca9bfbf16.png?width=1200)
フィルターを忘れずに☆
皆既日食中はフィルターを外して撮影します。
ファインダーから目で覗くと危険なので、ライブビューモードにして、ディスプレイで確認しましょう。(ミラーレスはディスプレイで見るので安全)
写真や動画で撮影している方はたくさんいると思うので割愛します。
木漏れ日・ピンホールで陰を見る
「木漏れ日 皆既日食」などでぜひ検索してみてください。木漏れ日の光が日食で欠けた太陽の姿を地面に写すので、おしゃれな楽しみ方です。
部分日食中に楽しむ感じですね。皆既中は見られません。金環日食中は見ることができます。
国立天文台の過去の日食画像を参照してください。
手鏡を使って見る
手鏡に太陽の光を反射させ、壁などに映して太陽の形を見る方法です。壁と鏡の距離を調整すると太陽が欠けた様子が分かるようになります。こちらも部分日食のときに有効です。
惑星や1等星を見る
皆既中は太陽を見たいところですが、月で光が減らされ、当たりが暗くなるので、木星や土星などの惑星や、1等星くらいの恒星が見えるようになります。なので、事前にシミュレーションをして、太陽の周りに惑星や1等星がどの辺りにあるのかをチェックしておきましょう。
温度変化を見る
温度計を持って行って、皆既中に温度が下がることを数値で見てみましょう。体感もできると思いますし、温度変化により風が起きるのを感じたりもできるようです。
動物たちの変化を感じる
森などの自然が近いところで観測する場合は、動物や鳥などが異変を感じて騒ぎ出すことを感じられるかも知れません。2009年の屋久島のときは、鳥や動物の鳴き声が急に聞こえたと思います。カエルなども。
シャドウバンドを見る
太陽ではなく、反対側の地面などを観測します。太陽の陰がさざ波のように見えるそうです。白い布などがあるとわかりやすいようですが、必ず起きるかということではないそうです。あまり注目しすぎると、太陽を見る時間が少なくなってしまいますね。
ほかにも楽しみ方はいろいろあると思いますので、コメントやDMでご感想をどうぞ☆
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