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ジメジメに負けない!漢方的梅雨時の養生法〜後編〜【漢方的セルフケア】

※今回は無料記事となっております。

シリーズでお届けしてきた『梅雨時の養生法』

2回でまとめようと思いましたが、なんだかんだで3回に渡るシリーズになってしまいました。

でも梅雨を元気に乗り切ることはその後に控える夏を元気に乗り切るためにはとっても大切なことなのです。

特にここ数年は40℃近い気温まで上がるのが当たり前と行ったような『超猛暑』の状態。

昔に設定された『夏日』『真夏日』『猛暑日』という設定では追いつかないぐらいの状況です。

5℃づつぐらい上げていかないとピンとこないぐらい気温が上昇しています。

そんな夏を元気に乗り切るためには梅雨時に前回のnote、シリーズの2回目でお届けした胃腸のケアをしっかり行い、エネルギーを大量消費する夏にちゃんと食べたものからエネルギーを作れる状態にしておくことが肝腎です。

梅雨時の養生法シリーズの最終回の今回はそんな胃腸ケアにもつながるお話をしていきたいと思います。

今回は

ジメジメに負けない!漢方的梅雨時の養生法〜後編〜【漢方的セルフケア】

#漢方的セルフケア

というテーマでお届け致します。

☆蒸し暑いからと言って・・・

今回は『梅雨ダル対策』三部作の最終回をお届け致します。

・梅雨ダルの原因

・水はけの良い体作りのための養生

・カラダを湿気させないための食養生

などについてお届けをしてきました。

今年も気温がだいぶ上昇してきましたが、蒸し暑い梅雨時はそうは言っても冷たいものを食べたり飲んだりしたくなるものです。

蒸し暑くなる時期の食事の注意点で忘れてはいけないのがその『冷たい飲食』です。

冷え冷えのビール

ジュース

アイス

冷たい麺類

など

冷たい飲食を楽しむことは梅雨から夏にかけての楽しみの一つでもありますが、温かいものと違い、ついがぶ飲みしたり、一気に食べすぎてしま胃腸を冷やしたり、つかれさせてしまいます。

冷たいものだとせっかく摂った水分を十分に胃腸で吸収できないため(冷たいものを一気に取ると大腸で吸収できなくてもれなく水様便等、下痢をします)飲んでる割にはカラダに吸収されず熱中症や脱水の危険性が高まります。

夏でもできるだけ常温の物、体温に近いぐらいの食べたり飲んだりするように心がけましょう。

☆冷たいものを飲食するときの注意点

そうは言っても冷たい飲み物は暑い時期には美味しいものです。

僕も冷たいビールなどは大好きですが、冷たいもの取るときには実はとり方が大切です。

『食べちゃダメ』『飲んじゃダメ』

は簡単ですがせっかくなので楽しみたいですよね。

冷たいものはぜひとり方に注意して楽しみましょう。

冷たいものを飲食する時はひんやりとした冷感を『口の中』で楽しみましょう。

一気に食べたり飲んだりするのでなく、口の中でワンクッション

『噛んで飲む』

ぐらいのつもりで口の中で常温にしてからゆっくりと飲むことを心がけましょう。

冷たい食べ物であれば良く噛んで食べることです。

唾液を混ぜながら胃腸に入れていけば冷えることが少なく、冷たい食感も楽しめます。

お子様などで唾液を混ぜる飲み方がうまくできないことが多いので、そんな場合は

氷を舐めたり

レモン果汁などをつかった酸味のある飲み物
(酸っぱいものはガブガブ飲めないので)

などを使って工夫をしましょう。

冷たいものも楽しみながらカラダのケアもできるのでぜひゆっくり冷たいものは取りましょう。

☆肉類・油っぽい物が好きな方も湿邪に注意

カラダが湿気やすいこの時期、もう一つ注意したいのが

体内に熱をがこもってしまいやすい脂っこいものや辛いものが大好きな方です。

脂っこいものや辛い物はカラダの中に余計な熱を生み出します。

これにジメジメした湿気が加わると

『湿熱』

と言われる状態になり、カラダが熱帯雨林のような状態になり様々な不調の原因となります。

湿邪に熱がくっついたこの「湿熱」(しつねつ)タイプの特徴は

ネバネバのウンチ(便器にくっつくような便)

ニキビ

ノドの渇き

口臭など

ホントに様々な不調が起こります。

食欲旺盛なメタボリックな方はほぼこのタイプを持っていると言っても良いでしょう。

湿熱の対策は前回のnoteにも登場した湿をとるキュウリやニガウリ、トマトなどは積極的に食べるようにしながら

兎にも角にもこのタイプはとにかく食べすぎに注意をしましょう。

『何を食べるか?』より『何を食べないか?』

の方が何百倍もこのタイプは大切です。

お酒や脂っこい肉類を食べ過ぎると体の中がドロドロジメジメ『熱帯雨林状態』になるので注意しましょう。

暑い時期はただでさえ胃腸の弱る時期。

それに加えて冷たい飲み物

冷たい食べ物

エアコン

朝晩の寒暖差など

内臓機能と自律神経のバランスを崩すことがたくさんあります。

冒頭にお伝えしたとおり、梅雨時に体調を崩し、その流れで猛暑に突入してしまってはとてもカラダは持ちません。

今回3回にわたりお届けした梅雨時の養生法の中でできることがあればぜひ取り入れて、夏に向けて梅雨を元気に乗り切りましょう。

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