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薬の選び方のポイント【漢方的セルフケア】

漢方薬って市販名が同じでも内容生薬の種類や量が異なっており、実は働きが違うものが結構あるので一般の方だとちゃんと選ぶのが難しい事があるのを皆さんご存知でしょうか?

今回はそんな漢方薬を含めて薬を選ぶ際のポイントについてご紹介したいと思います。

薬の選び方のポイント【漢方的セルフケア】

というテーマでお届けいたします。

☆『え!?名前が同じ漢方薬でも中身が違う??』

今回は薬の選び方についてお届けしたいと思います。

冒頭お伝えしたとおり、僕が専門の漢方薬、実は同じ処方名でもメーカーによって若干配合されている生薬の種類が異なり、使い方もちょっと変わってきます。

先日ツイッターで漢方業界のスーパーインフルエンサーの櫻井大典先生がイスクラ産業という会社の加味逍遥散と、医療用の漢方でも有名なツムラさんの加味逍遥散は名前がまったく一緒でも実は中身違うから別の使い方をするんですよ、ということをツイートされていました。

そのため

『漢方は漢方の専門家に相談して合ったものを選んでもらってね。』

と結んでおられました。

これは本当に一般の方にとったら『え、名前が同じだったら中身が同じなんじゃないの?』
と思いますし、考えたこともなかったと思いますが実は違うんです。

よく『メーカーは違いますが中身は同じです』というような販売をしたりする薬局もありますが、同じものももちろんたくさんありますが、実は異なる物もあります。

処方箋医薬品や一般の市販薬の先発品とジェネリックよりわかりにくいですよね。

この違いをしっかり見極めて使い分けるにはそれなりの生薬の知識や漢方自体の知識がないと難しいので『漢方薬選びは専門家に』といつも多くの方が言っているのです。

☆先発品と今何かと話題の『ジェネリック医薬品』の違いは?

ちなみに先発品とジェネリック医薬品も全く同じではありませんよね。

処方箋のお薬でも、例えばロキソニンという『ロキソプロフェンナトリウム』という成分を使った消炎鎮痛剤がありますが、先発品の商品名、ロキソニンと、ジェネリック医薬品の『ロキソプロフェンナトリウム〇○』とでは確かに配合されている成分と配合量は同じです。

しかし、薬として加工する際に使用する添加物

錠剤にするさいの原料などが違うため溶けるスピードやカラダへの吸収時間などが若干異なるため、まったく同じスピードで効果が出るとは言えません。

また、使っている添加物などが異なるため、先発品を飲んでもアレルギーが起きなかった方がジェネリックでは起きる可能性もありますし、逆の可能性ももちろんあります。

☆市販薬の『〇〇と同じ成分でこっちのほうが安い!』にもご注意を

また、市販薬でもよく

『〇○〇ミンEX』と同じ成分でこっちのほうが安いです!

というようなお薬や

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