漢方っていつまで飲めば良いの?
【素朴な疑問にお答えします】
今回は漢方薬を服用中の方や、漢方薬に興味がある方がお持ちの素朴な疑問
『漢方薬っていつまで飲めば良いの?』
というテーマでお届けしたいと思います。
不調や病気がある時の選択肢として漢方薬があるとおもいますがなんとなく漠然と『漢方薬は長く続けたほうが良い』『長く飲まないと効果がない』というイメージを持っている方が多いと思います。
また、漢方薬は基本的にお値段もそれなりにかかります。
お店や漢方の種類によっても異なりますが、1ヶ月1万円とか2万円ぐらいは平均的にかかることが多いので、当然続けたいけれど予算的な部分も気になる・・・・
兎にも角にもお薬のやめるタイミング、特に『原因から治していく』というイメージが強い漢方って本当に難しいと思います。
【治りかけが一番大切】
まず言えることは少し症状が楽になったからとやめないで、ある程度自分が望んでいる体調になるまではしっかりと続けてほしいと僕は思います。
もちろん10あった症状が0になるまで続けてもらうことが僕らの仕事上はもっとも大切なことです。
治りかけでやめてしまわないように常に服用の必要性や継続の大切さはお伝えしていきますが、最終的には患者さん、お客様の自己判断です。
その判断を間違えなように導くことも僕らの大切な仕事で、必要なお薬であること、続ける大切さをちゃんと納得してもらえるようなお話が出来ないと行けないと思いますが
自分の間隔で
『かなりカラダが楽にいなったからそろそろいいかな?』
というタイミングが必ずあるとおもいます。
そんな時は医療機関やお店の人に自分の考え『私はこうしたい、こう考えているけどどうかな?』という考えとともに相談してみると良いと思います。
当然ですが
『ここでやめちゃうとヤバイよ』
というときも当然あります。
そういう時は、当然ですがぱっと見その時は調子がよくても『まだ治りかけなのでもう少し続けてください』とお客様にはご提案をするように僕はしています。
表面的な不調が取れても根っこが残っている場合があります。
そのあたりはメインの症状や体全体の状態を僕は確認しながらアドバイスしてます。
【症状が落ち着いたら】
その時期を通り過ぎ、不調が落ち着いてきたその後どうするか?
『不調もなくなったのでもう必要ない』で終わる方もいると思います。
それはそれである意味当たり前で、良くなったら薬をやめる、というのはすごく常識的なことです。治療薬だけを服用していた方はそれで良いと思います。
例外として、これは病院の処方薬ではありませんが、漢方含めた市販薬の中には治療薬、症状を抑える薬だけでなくて、健康を保つ、維持する保健薬と言われるようなものがあります。
『体のケア・再発防止』のためのお薬で、それらを服用されている方は、予算の範囲で続けてほしいと思います。
病気でないのに薬を飲む、というと変な感じがするかもしれませんが、サプリなどが一般化した現在では理解されやすいと思います。
そのようなお薬の服用だけは続けてほしい、その理由は『再発防止のため』です。
病気を治すということはその時の治療だけでなく、その後の予防と養生、再発防止、僕はそこまでセットでケアして、ホントの治療だと思っています。
どんな人にも必ず弱いところがあります。
胃腸の弱い方
皮膚の弱い方
婦人科系が弱い方
老廃物を溜め込みやすい方
メンタルの調子を崩しやすい方
生活習慣や生まれつきの体質や気質によって負荷がかかる場所が色々あり、そこの定期的なメンテナンスをしていないと車などと一緒で必ずヘタリが来ます。
それがまだ若いうちなら無理が効くと思いますが、30年、40年、50年と長年カラダを使っていればヘタリが現れた当たり前です。
ある程度不調が落ち着いたら次は病気の再発防止のために弱いところをサポートするような漢方は続けておくと良いと思います。
【薬=病気のときだけ飲むもの、だけじゃない】
どうしても薬=病気のときだけ飲む
というイメージがありますが、もちろんそれでも良いのです。
先程も言いましたが、病気でないのに薬を飲む、薬に頼りたくない、そう思うことは自然です。
しかし今は多くの方が健康維持のためにカラダによいお茶を飲んだり、食べるものに気をつけたり、色々カラダのお手入れをしています。
同じように、漢方には、治療で使うだけでなく、生活習慣、食生活だけでは補えない部分を補う、予防的な活用の仕方もあり、実は僕のお店に来て漢方飲んでくださっているかなりの多く方予防目的、良い体調を維持するために服用されている方が多いのです。
僕らは日々、どうしても避けれない事がたくさんあります。
仕事や家庭環境などによって負荷がかかるところがたくさんあるので、常にある程度のメンテナンスは必要です。
もちろん、生活習慣、養生だけでそこのメンテナンスができれば良いですが、より健康でいるため、自分にあったお茶や食養生をするように、予防するためにも漢方って活用できるんです。
そこが西洋医学のお薬と一番違うところ、食べ物と近い成分で出来ている漢方ならの、カラダの基礎を補う、基礎薬、からだを健やかに保つ保険薬としての役割もあるので、上手に活用してほしいと思います。
その段階になったら不調や病気を再発させないために日々続けていくものなので僕はお客様一人ひとりのお考えやご予算があるので、それに合わせた最良の物をご提案するようにしています。
今回は『漢方っていつまで飲めば良いの?』という漢方に興味を持った方なら一度は考える疑問について考えてみました。
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