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寒い冬に入浴を楽しむための『ヒートショック対策』
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どうも!
僕のニャンコお気に入りの爪とぎが洗濯機の形をしているのですが
(オーサムストアで売ってるよ)
その中でぐるぐる回って遊んでいる姿を見て、ホントの洗濯物に見えてきた
さわたや薬房の早川です。
#めちゃ笑いました
さて、もうすぐ本格的な冬に突入です。寒い冬は温かいお風呂に入るのが最高のひとときですよね。
そんな寒い冬の入浴を安全に楽しむために気をつけたいのが今回のテーマの『ヒートショック』です。
冬になるとよく耳にする『ヒートショック』とはどんな症状なのでしょうか?
今回は温泉入浴指導員の早川コータがお届けする
寒い冬に入浴を楽しむための『ヒートショック対策』
というテーマでお届け致します。
【ヒートショックとは?】
急激な温度変化で体に負担を与える「ヒートショック」
このヒートショックが近年非常に注目をされております。
ヒートショックは心筋梗塞や脳卒中の原因になるためお風呂関係の事故死の大きな原因の一つと考えられています。
実は入浴に関連して命を落とすケースが非常に多いのをみなさんご存知ですか?
数年前の資料ですが、とある年の人口動態統計によると
・浴槽内での溺死及び溺水による死亡数・・・約3700人
(うち65歳以上が87%・3234人)
それほど多い数には思わないかもしれませんが、これにお風呂を出たあとを含めると・・・
1万4千人ぐらいになるのでは?という話を僕が以前受けた温泉入浴指導員講座でおっしゃっていました。
それぐらい身近なことなのです。
ちなみに身近な事故とも言える交通事故ですが、これは年々減少しており、交通局のデータによるとおなじぐらいの年の交通事故での死者数は約4000人。
皆さんが事故の中では件数が多いと思っている交通事故に比べても、入浴に関連しての事故の多さが実感できると思います。それぐらい安全に入浴することが大切なのです。
話を戻しまして、「ヒートショック」についてですね。
☆ヒートショックは入浴時だけに起こるのではない
ヒートショックは入浴の時だけ起こるわけではなく、急激な気温差によりおこる事故です。しかし、入浴時に多く起こることが知られております。また高齢の方が多のも事実ですが、若い方にも注意が必要です。
暖かい部屋から寒い脱衣場、寒い浴室に移動するとカラダはどんな変化を起こすでしょうか?
寒さにより血管が急激に収縮して血圧が上昇し負担がかかります。
また、急激な血流の変化で血管を塞いでしまい、これが心臓だと・・・・
心筋梗塞
脳内の血管なら・・・・
脳卒中
このようなトラブルが起きやすくなります。
このようなトラブルは血流が悪い方や、血管がもろくなっている方に非常に多く出やすいトラブルです。
持病がある方や日頃の不摂生で血管がボロボロの方や
内臓疲労により血流が悪い方(肩こり・頭痛・高血圧・低血圧の方は言うまでもありませんが)など
日頃から血行不良にまつわる不調が多い方は一見元気そうでも注意が必要です。
またヒートショックで命を落とすところまではいかないまでも急激な温度変化で血行不良や自律神経の乱れが起こると様々な心とカラダの不調に繋がるので注意が必要です。
予防のポイントは日頃の健康管理はもちろんですが、日々のちょっとした工夫が大切です。
【ヒートショックを防ぐための予防法とは?】
代表的な方法は脱衣場に暖房をつける
入浴する前からシャワーを出す
このような方法などを活用して脱衣場の室温を高めたり、暖かい蒸気をだして浴室を先に温めておくことなどが効果的です。
お年寄りの方は一番風呂よりは浴室が温まった2番目、3番目の入浴のほうが実はおすすめですね。
余談ですが、ヒートショックの原因でもある『温度差』
気温の変化もそうですが人間が一番心身に負担がかかるのが何事いも言えることですが『急激な変化』です。
気温も急上昇、急降下だとカラダがついていかない思いますよね。
カラダが冬の『寒いモード』になっているときに急に気温が上昇して『はい!夏モードにしてください!』と言われても僕らのカラダは車のエアコンではありません。急に冷ましたり、温めたりすることはできません。
寒暖差で体温をコントロールする自律神経も乱れてしまい先程もお伝えしましたが様々な心とカラダの不調の原因となるので注意しましょう。
【空腹時などにもご注意を】
寒暖差が多い時の入浴もですが、実は空腹時や食直後の入浴も事故が多いので避けたほうが良いでしょう。
胃腸の急激な収縮やカラダの表面に血液が集中することで胃腸の働きが悪くなると言われております。
血行不良からヒートショックのような症状が出やすいので注意が必要です。
そして入浴の時の一番の注意点。
それは「サブ~ン」と入らないこと、です。
急激にお湯の中に入ることは非常に危険なのです。
温度が急激に変わることで、ヒートショックに近い症状がでたり、
それほど感じませんが、お風呂ぐらいの水位でも立派な水圧があり、それにより心臓などが圧迫されます。
急激な入浴は静水圧により圧迫されてカラダに負担がかかります。
十分ご注意ください。
【健康入浴6か条】
今回は冬場に増えるお風呂トラブルの代表『ヒートショック』についてお届けしました。
今回のまとめとして温度差のある冬場こそ実践してほしい安全と健康ためにおすすめの入浴法
「健康入浴6か条」
をご紹介して終わりたいと思います。
①まずは下半身からゆっくりかけ湯
②足からゆっくりと湯船に入り
③腰、そして胸とゆっくりとつかる
④全身浴は控えめに、半身浴でも浴室全体が暖かければ十分カラダは温まります
⑤入り過ぎにも要注意!個人差はありますが、うっすら汗をかくぐらいで
⑥高温は交感神経を優位にさせて結果として血流を悪くします。40℃前後の微温浴で副交感神経を優位にしてカラダをいやしましょう
※入浴方法は体調により注意することが異なります。体調不良や病気をお持ちの方は必ず医師や専門家まで確認をしてください。医師に入浴を制限されている方は医師の指示を必ず守ってください。
今回ご紹介してヒートショック対策はカラダに負担を掛けない生活の仕方の一つです。
寒い冬の温かいお風呂は楽しみの一つ。せっかくなので安全に入るためにもヒートショック対策、年齢に関係なくしっかりしておきましょうね。
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