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漢方の基本『気』〜その不調『気』の不足かも?元気不足『気虚』の養生法

どうも!

前回から『気』についてお届けしておりますが改めて『気』という言葉が僕らの周りでは非常に頻繁に使われていることを意識させられました。

『気の抜けたビール』

なんて言い方もあるように僕ら人間だけでなく、人類はビールにまで充実した気を求めています。

ビールにまで気を求めるのはちょっとかわいそうな気もします。

ビールも

『急に気を入れろなんて、そんな事言われてもこまったなぁ』

と困惑するのではないかと思います。

さわたや薬房の早川です。

#気の抜けたコーラもありますね

『気の抜けた』

とは間延びした、マヌケな、寝ぼけたような感じを意味しますが、食べ物でいうと、炭酸が抜けてしまってマヌケな味になった状態や、味付けなどがイマイチぱっとしないような状態をさします。

それを指して『気が抜ける』

という表現方法にしたセンスって凄いですよね。

最初に使ったかはなかなかの語彙感だと思います。

昔からイメージとして『気』が入っているものは引き締まっている、キリッとしているようなイメージがありますよね。

『気の抜けた顔しやがって』

なんてことを言われたことがある方もしれませんが、人間も食べ物や飲み物もしっかりと『気』が入っていることが大切なのです。

それにしても『気が抜けた顔しやがって』という言い方もけっこう言いがかり的なところがありますよね。

先程のビール同様、本人としては

『よしここは一つ気を抜いてやろう』

なんてつもりはサラサラないのに、ちょっとぼーっとしただけで

『気の抜けた顔しやがって』

なんて言われると言われた方は結構ショックですよね。

みなさんも気をつけましょうね。

このように僕たちは色々な場面で『気』を求めます。

気というものはたっぷりと充実していることが非常に重要なのですが、それと同時にカラダの隅々までグルグルと巡っていることが大切です。

いくらたくさんの気があっても隅々まで巡らないと意味がありません。

中医学では気が不足している状態を『気虚(ききょ)』

気の巡りが悪くなっている状態を『気滞(きたい)』

とそれぞれ読んで気の不調を表す言葉として使われています。

今回は前回からの続きで『気』についてお届けしたいと思いますが、前回は

『そもそも気って何?』

というお話をさせていただきましたが、今回は気にまつわる2つの代表的な病態

『気虚』についてお届けします。

漢方の基本『気』〜その不調『気』の不足かも?元気不足『気虚』の養生法

というテーマでお届け致します。

☆気の不足『気虚』の症状と対策とは?

今回は前回に引き続き中医学の代表的な整体観念である『気』についてお届け致します。

気というものには様々な働きがあります。詳しくは前回のnoteを御覧いただきたいのですが、気の不足は様々な不調を引き起こします。

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