弱りやすい内臓が健康の秘訣を教えてくれる
東洋医学の五行色体表は体質診断にも役立ちます。
五行とは身体の五つの性質を指し、それらは互いに影響しあっていると考えています。
五行色体表の分類から見れば弱りやすい内臓が分かってくるのです。
五つのタイプは木・火・土・金・水タイプに分けられます。
木タイプであれば肝臓が強い反面、無理をして肝臓を弱らせる傾向にあります。
肝臓が弱った時は、肝臓の機能を回復させる睡眠が重要になります。
きちんと睡眠時間を確保して、質の高い睡眠を確保する事が健康を維持する事につながります。
火タイプであれば心臓が強い反面、責任感を感じやすく休息が苦手です。
心臓が弱った時は、心臓の負担を減らすために精神を落ち着ける瞑想などが大切です。
精神を落ち着ける事で心拍数などを適切に保ち、不安や焦りを解消して心臓の負担が少なくなります。
土タイプは胃が強いのでよく食べる人が多いですが、食べ過ぎて体調を崩す人も多くいます。
胃が弱った時には薬膳の考え方が大切で、胃に優しいものを選んで食べましょう。
胃や膵臓の調子を整えておけば毎日を健康に過ごせます。
金タイプは肺が強いので、物事に集中しすぎて呼吸が浅くなりがちです。
浅い呼吸で肺が弱った時には腹式呼吸を心がけましょう。
深い呼吸が出来るようになれば、集中力が戻ってきます。
腎臓が強い人は長時間の勤務に強いのが特徴です。
長時間の勤務で腎臓が弱った時にはお風呂で血流を高めましょう。
腎臓は血流が悪いと弱りやすいので、身体を温めて血流を確保する事が大切です。
内臓の強さは普段の行動に影響を及ぼし、自分に合った休息の方法を見つける事で健康を維持できるようになります。