整体の真髄を孫氏の兵法から学ぶ④:形編の重要性と具体的なアプローチ
今日も歴史好きな整体師の私が、孫氏の兵法から整体の真髄に迫りたいと思います。
身体が悪くなる時というのは身体が抵抗する力を失っている時であり、本人はその状態に気付いていない時と言えます。
整体をやっていて思うのは、本人は身体に悪いことをしている自覚がほとんど無いという事です。
「多くの人は急に身体の調子が悪くなった」と言います。
これって本当でしょうか?
実際は本人に自覚が無いだけで、前兆となる症状は出ている事がほとんどです。
身体に悪い事とは、
1,運動不足
2,食べ過ぎ
3,睡眠不足
がトップ3の習慣です。
そして、運動不足の人は姿勢が悪くなっていたり、動くたびに関節がパキッとかボキッとか鳴り出しています。
姿勢が悪くて音が鳴れば誰でも問題になるわけではありませんが、年齢を重ねるに連れて痛む原因になっていきます。
姿勢が悪くなるのは、本来の動きが出来ていない関節があるからです。
関節の音が鳴るのは、むくんで関節の動きが制限されている証拠です。
姿勢の悪さと関節の音というのは、解消しておかないと「悪くなるのが防げない状態」と言えるのです。
これを健康に置き換えてみると、健康な人というのは健康になるために必要な条件を常に満たしていると言えます。
健康でいるための条件は、加齢に伴い難しくなってきます。
10代なら睡眠不足で運動不足でも身体が動いてくれるし、好きなだけ食べても基本的には元気です。
20代になると運動不足の人は肥満に悩みがちになり、30代を超えると生活習慣病の危険が出てきます。
40代を超えて睡眠不足が続けば突然死のリスクが高まります。
大切なのは年齢に応じた生活を送ることです。
年齢に応じた生活が出来ていれば生活習慣病や突然死のリスクは限りなく少なくなります。
身体にゆとりが出来ていれば精神的にもゆとりが生まれます。
心身ともに満ち足りた状態を維持できるような生活が理想の状態なのです。
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