【自己紹介】 出会いから始まるストーリー #2
History of sawaori #2
T's PROJECT
SEIEI SAWAORI
ロンドンとパリから帰国後、1998~2000年 T's PROJECTに参加。
シルバージェリーブランド"SEIEI SAWAORI"を国内セレクトショップにて展開。
"SEIEI SAWAORI"はこれまでと同じくSILVER 950を使い、素材のクオリティを活かしたデザインが展開。美しいラインに光があたり、反射した光を観て人は”カタチ”を認識する。浮び上がった有機的なフォルムを視覚で捉えることにより伝わる繊細なシルバージュエリー。"カタチ"を創るのではなく、光を意図的に生み出す造形を意識して創った。
T's PROJECTには、ファッションデザイナーAKI UEKI氏、シューズデザイナー前田洋一氏らも参加していた。そして、T's PROJECTを運営側から支えたモダン・マスター・ピースの吉田知史氏を始めとした仲間と共に当時おおいに盛り上がりを見せた。現在、シューズデザイナー前田洋一氏は、東京の恵比寿に2店舗を構え、ショセを始めとしたブランドを世界7ヶ国で展開している。
SELECT SHOP
"SALON"
2001~2003年 東京都渋谷区神南町に在ったセレクトショップ "SALON"の他、限られたショップのみで販売された。
シルバーに木を埋め込み水玉模様に見せたデザインリングは、顧客のサイズに合わせた受注生産。ひとつひとつ手作業で水玉模様の穴を開けていく。素材の木が、穴から外れない様に穴の側面にネジ切りが施されている。一見シンプルに見えるが、仕立てにこだわったWood+SILVER RING。
"SALON"は、T's PROJECTを運営側から支えた、モダン マスター ピースのメンバーが創ったセレクトショップだった。
COSTUME JEWELRY SHOP
"GLI AMICI"
2004~2006年 東京の表参道に在った "リ アミーチ"はイタリア語で”仲間達”を意味する。
白を基調としたコスチューム・ジュエリーショップだった。広い空間にショップとアトリエとオフィスがバランス良く機能し、日々新作が創り出された。
”SEIEI SAWAORI”はSILVER 950をベースに、スワロフスキー、ジルコニア、パール、半貴石などを巧みに組み合わせたデザインが特徴。”SEIEI SAWAORI EX”はK18をベーストに、天然石、パールなど厳選した素材を使用して制作された。
SAWAORIは、オリジナルブランドの企画製造やデジタル分野全般を担当しながら販売もこなす。TVや新聞雑誌に多く取り上げられた"リ・アミーチ"は宝探しの感覚で、コスチュームジュエリーを購入出来るショップとして話題となった。
LOKUJI
SAWAORI
2006年 "リ アミーチ"閉店を機に沢織 六冶 ( サワオリ ロクジ )と名を改め、ジュエリーの枠に囚われない新たな表現をスタートさせた。
2008年 A1サイズの木製パネルにアクリル絵具で描いたドローイング。
卒業旅行で訪れたパリのオランジェリー美術館で、初めてアンリ ルソーの絵に出会った。観た瞬間に強く引き込まれた。自分もルソーのように40歳から絵を描きたいと当時24歳の私は思った。
そして、40歳になった私が描いたドローイング。技術的に未熟でも、仕事から帰宅後すぐに描き始め一枚を完成させまで寝なかった。その頃の記憶と共に思い出に残るドローイング。
"リ アミーチ"閉店後に、デジタル表現に主戦場を移し、2006年から雑誌のレタッチャーとしてDTP制作会社に就職する。他のデジタルスキルも積極的に学びWEBデザインにも関心を持ち始め、徐々に個人の仕事を請けるようになる。
デジタル業界の成長速度はとても早い、未知なる可能性と需要を大きく変化した。
今後、別の方面にもデジタル技術は進化する予感がした。日々の雑誌のレタッチでデジタル画像の加工技術を独自に学び身につけ、PHOTOSHOPを使いデジタル画像からイラスト調へとイメージを自在に描けることに気付き可能性を感じ始める。
little greaphic
リトル グラフィック
リトル グラフィックは、レタッチをオブジェにした作品。
レタッチャー10周年の節目に創作をしたリトル グラフィック #1#2#3は、グラフィック作品を壁に掛けて飾るのでなく、置き型にするアイディアから誕生した。
レタッチで制作したグラフィックを紙にプリントし、厚さ3ミリの木の板に貼る。アウトラインは糸ノコで切り抜き、カットした端をバックスタイルと同じ色で縁取られたデザイン。立方体とオブジェをピアノ線で結び浮遊感と間を楽しむ作品。
サワオリが歩んだ長い道のりを駆け足で見て頂きました。出会いから始まるストーリーを振り返って気付く事は、たくさんの人達の助けがあって実現出来たということでした。出会いの連鎖によって起こったストーリーが、また次の道導となり進べき道を教えてくれたように感じます。
2006年 以降 レタッチャーになった後も表現に向き合う基軸は変わっていません。
そして、たくさんの人達の温かい気持ちに感謝し歩みを続けています。
2021年 デジタル技術の進化と共にレタッチャーの表現領域も格段に広くなったと感じています。
”一瞬の出会い”と”ひらめき”を大切に、その瞬間にしか創り残せない唯一無二の作品を創り続けたいと思います。
以上、最後までご覧頂き誠にありがとうございました!
❤︎スキ ! ! がすごく励みになります(^ ^)
サワオリ