✅20代男性【生きていく自信ない】を選択理論でコーチング人生案内#110
「20代後半の会社員男性。心の居場所がわかりません。自室のベッドで横になり、1人で涙を流している理由もわからない日々です。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・自分は、肉体的に健康で、若く、衣食住に不自由のなく、周囲や家族の愛情を受け、育ててもらったが、自分の力でものごとに耐え、乗り越えたことがなく、逃げ惑うだけで、この先も見えず、無気力で、生きていく自信がなくて、困っている。
・恵まれて育ってきたにもかかわらず、このまま消えてしまえたらと願ってしまうことへの罪深さに苦しんで、困っている。
・周囲の人や家族にも、このような気持ちを話せず、困っている。
相談者の「願いごと」
・誰かに、今の自分の苦しんでいる気持ちを聞いてほしい。
・無気力で、逃げ惑うだけの自分を立て直して、自分の力でものごとに耐え、乗り越えていける自分、将来が見通せ、前に進んでいる感覚が持てて、生きていく自信のある自分に変わりたい。
【コーチングモデルと選択理論の考え方】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「自分の力でものごとに耐え、乗り越えたことがなく、逃げ惑うだけで、この先も見えず、無気力で、生きていく自信がない自分」に、自分が振り回されて、困っている。
・誰かに、自分の苦しい気持ちを話したいし、よく聴いてもらいたいが、話せる人が見つからなくて、困っている。
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(いしいしんじさん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・心理的に大変苦しい状況の中で、大学中退や転職などがあったものの、20代後半の今まで、会社員として、社会人として何とか頑張ってやってこれたのは、どういう理由が考えられそうですか。できるだけ多く挙げてみてください。
・もし、あなたと相性が良いカウンセラーなどが見つかったとして、あなたの苦しい息持ちを、とことん、よく耳を傾けて聴いてもらい、あなたも、自分が話したい心の内をすっかりと話すことができたとしたら、今のあなたの状況には、どのような変化が起きそうですか。
・「自分の力でものごとに耐え、乗り越えたことがなく、逃げ惑うだけで、この先も見えず、無気力で、生きていく自信がないご自分」も、ご自分なりに、精一杯頑張って、これまでやってこられたのだと思いますし、今も、苦しみながらも精一杯頑張っていらっしゃるのだと思います。
そのような「苦しみながらも、毎日を精一杯頑張っているご自分」に対して、あなたはどのような優しい思いやりの言葉、勇気づけの言葉を投げじゃけてあげたいですか。
もし、あなたのお友達で、あなたと同じように苦しみ、もがきながらも、精一杯頑張っている人が居たら、その人に、どのような思いやりの言葉、勇気づけの言葉を投げかけてあげますか。
・ところで、もし、何の制約もなく、「どんな人にもなれる。ありたい自分になれる」としたら、あなたは、どのような人になりたいのですか、どのような人でありたいのですか。
・そして、もし、奇跡が起こって、そのような「なりたい自分、ありたい自分」になることができたとしたら、そのときは、具体的に、どんな行動をしているでしょうか。どんな生き方をすることができているでしょうか。どんな生き方がしたいのですか。
・そして、そのような「なりたい自分、ありたい自分」になることが、既に確実であるとわかっているとしたら、手始めとして、どんな小さなことでもかまわないのですが、どのような行動を始めたいですか。
・あなたが、「なりたい自分、ありたい自分」の姿を見つけ、それを目ざしていくとき、あなたと相性の良いコーチやカウンセラーが横について、味方になって伴走してくれたとしたら、自分一人でやっていくのと比べて、違いはありそうですか。
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。