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Fukuoka Growth Next事務局メンバーになりました(GMOペパボにジョインしました)
私について
1998年福岡生まれ・福岡育ち。10歳から続けている演劇をライフワークにしながら、ビジネスパーソンとしてのキャリア形成も諦めたくない27歳です。
九州大学教育学部在学中に、株式会社Fusicに学生インターンとしてジョインし、そのまま新卒入社。受託開発や人事系プロダクトのセールス・マーケティングなど幅広い経験を積みながら、直近では展示会・イベントの企画運営、マーケコンテンツの制作などを行っていました。
この度、はじめての転職をし、GMOペパボ株式会社にジョインしました。かつ、Fukuoka Growth Next(FGN)の事務局メンバーになりました。
まだ何も成していない状況で言葉を書くのも恐縮なのですが、初心の記録をしておこうと思います!
ペパボとして、FGN事務局メンバー?
「GMOペパボとしてFGNの事務局メンバーになりました」ってどういうこと?って感じだと思うので説明します。
Fukuoka Growth Next(FGN)とは、福岡市大名にあるスタートアップ支援施設です。紹介したいことは山ほどあるんですが、まずはぜひ本体サイトと事務局長の池田さんのインタビュー記事を見ていただければと思います。
そして、このページを見てもらうとわかると思うんですが、FGN運営委員会は福岡市と民間4社が連合体として運営しています。
同じページの下の方の「スタッフ」の欄に事務局メンバーが紹介されてます。それぞれの企業に所属しながら、FGNに常駐し、スタートアップ支援に取り組んでいます。いまはペパボからは池園友梨さんが来られているのですが、ゆくゆくは私がその役割となります。(まさにいま池園さんに教えてもらいながら、一人前になるべく頑張っております)
本来ならペパボ社内公募で決まるところを、外部採用で私がジョインしたため、私はペパボとしてもFGN事務局員としてもダブルで1年生です。業務上どうしてもFGNにいる時間が長くなりますが、ペパボにも馴染んでいけるよう、ペパボのメンバーの方々にしっかりケアしていただきありがたい限りです。ペパボの文化もとても面白いので、ぜひチェックしてみてください。
「場づくり」がしたい
ここからはなぜ転職したのかについて書いていきます。
自分でもまだ言葉になりきっていない、感情としての想いなのですが、これからの自分のキャリアの軸に「場づくり」を置きたいと思っています。人と人が出会い、新たな価値が生まれる瞬間に寄り添いたいと思っています。それはイベント(リアル、オンライン問わず)や、空間(土地・建物といった物理的なもの、または無形のコミュニケーション設計など)によって実現していきたいです。FGNでの仕事はゴールではなく、自分がこれから追い求めるものの一歩目になると思っています。
そして、Fusicでいろいろな仕事をしてどれも楽しかったのですが「&Fusic」や各種セミナーや展示会をはじめとしたイベント運営をやっているときに、ほかの仕事とは違う湧き上がるワクワクがありました。わたしは演劇が大好きですが、それは根本は「来てくれる相手を想い準備して、表現して、届ける。リアクションをもらう。」という営み自体が好きなのだと思います。
また、FGNは元大名小学校の廃校活用の事例であることも、教育学部出身かつ演劇をやっている人間としてときめきポイントです。リノベーション事例などにも詳しくなっていきたいな。
「起業」はどんなひとにも関係があること
Fusicでは、学生時代に起業した納富さん浜崎さんのすぐそばで仕事をさせてもらい、上場の道のりを経験できたことはわたしにとって非常に貴重な経験でした。その分、事業を興すことの難しさも肌で感じています。会社員だからといって決まったことをやるのではなく、「アントレプレナーシップ(起業家精神)」が必須であることを痛感します。
正直なところ、これまでわたしはFGNは自分には縁遠いと思い、存在を認識し気になってはいたもののほとんど行ったことがありませんでした。しかし、応募にあたってあらためてFGNについて調べてみると、起業する人だけではなく、わたしのような会社員を含めたすべての人に関係する場ではないかと考えるようになりました。
2012年の「スタートアップ都市ふくおか」の宣言から12年、2017年のFGNスタートからが7年が経ち、いち市民のわたしにも「福岡は起業のまち」という認識があります。それはFGNを旗印にこのまちに波及し醸成されてきたのだな、と内側に入ってあらためて感じています。
前述の池田さんのインタビューにあるように、“裾野を広げながら「高さ」も追い求めていく段階”であるこの第3期においても、FGNという場を外に開いて、周囲のパワーを巻き込んでいく仕事をしていきたいです。
演劇に対する課題感を、FGNユーザーとおなじ視点で探る
わたしは幼少期から演劇をはじめ、Fusicの理解もありありがたいことに会社員ではあり得ないくらいの活動量で続けられてきました。 舞台に立つことが大好きなのですが、経験も年齢も重ねたいま、演じることよりも「舞台自体を創ること」、それは業界の改善や演劇というジャンル自体の活性化が必要であると痛感しています。舞台がなければ、わたしはそこに立つこともできないのです。
演劇やアートの世界で、わたしができることはなにか。まだ直感でしかないですが、ビジネスとの接続ポイントを探ることができないか、と思っています。それはもしかすると「起業」という形で、FGNに訪れるユーザーと同じ視点に立つことになるかもしれません。
私は、アートとビジネスを掛け合わせることが、すなわち正義とは思っていません。アートにはアートの、ビジネスにはビジネスの文脈があることを知っています。しかし、そのどちらも諦められず、これまでずっと狭間に立ってきた私だからできることがあると、まずは信じてみたいと思います。
FGN、来てみて!
転職が決まってから色んな人に、「FGN知ってるけど、自分が行っていい場所なのかわからない」と言われました。その気持ちめっちゃわかるー!!!縁遠く感じちゃいますよね。
FGNは、急成長するスタートアップへの支援を重点的に行っていますが、その種となるみなさんの起業に対する興味やアイデアもとっても大切にしています。
FGNとの出会いの一歩目におすすめな3つのことを紹介します!
awabar
「出会い」を大切にしているスタンディングバー&カフェです!FGN入居企業の方々や、スタートアップコミュニティの方がたくさん来られます。コーヒーもツバメドーナツもお酒も美味しいです。起業するかとかまったく関係なく、おしゃべりしに来てください!いまのお仕事や頑張ってることなどぜひお聞きしたいです
偶然の出会いを楽しむのももちろん、わたしを呼び出すのももちろんOK!近くに来られることがあれば、気軽に連絡ください
いろんなイベント
FGNでは毎日のようにいろんなイベントが行われています。
アイデアの源はまず情報!起業家や支援者の生の声を聞いて、きっと湧いてくるアイデアがあると思います。対象者を絞っているイベントもありますが、誰でも来れるものもたくさんあるのでお気軽にどうぞ〜!
スタートアップカフェ
「いつか起業したい」、「具体的なアイデアがある」、「資金調達をしたい」、「仲間を探したい」、「起業後のご相談」などなど、いろんなシーンでコンシェルジュに相談ができます!私はこのスタートアップカフェのすぐそばで仕事をしていることが多いのですが、本当に毎日多種多様な相談者が来られている……!
「こんなこと相談してもいいのかな…」って不安になる人もいるかもしれません(私もそのタイプ)そんな心配性な人は私に「スタートアップカフェに相談していいかの相談」をしてもらって大丈夫です!どうぞお気軽に!
さいごに
ここまでかっこいいことをたくさん書きましたが、まあ現実はそうもいかず……。慣れない環境にひーひー言いながら、稽古に遅刻ギリギリでダッシュし、帰ってきたらバタンキューで仕事に関する勉強時間がなかなか取れない自分にちょっぴり自己嫌悪……、なんて日々を過ごしています。
1ヶ月働いて見えてきたこともたくさんあります。最初から覚悟してましたが、綺麗ごとばかりではありません。でも、内側に入ったからこそ感じられているのは、事務局の皆さんの「支援」に対する熱い想いです。皆さんから学びながら、私も私なりの「支援」、そして自分の軸である「場づくり」を見出していきたいです。
無理せず、等身大に、ナチュラルに、でもここに書いたような初心や大きな目標も忘れない、そんな自分でありたいな、と思っています。
仕事も、演劇も、がんばるよー!