記事一覧
胸を打たれた夜にみなぎってきたもの
誰かみたいだと褒められて泣いた
それでも他の誰かの唯一無二だと気が付いていたい
誰かの生活に絶望しても
この絶望の生活が世界の隙間
覗いた瞳が僕を確かめている
ヘイ、ババア
誰か達の未来-僕の今に師匠の指先
口癖になったもの見慣れたもの
隣も向かいの山も声も何度も何度も自分の身体で確かめたい
手紙のひとつでも書けたらと思うけど
SNSを覗くまでで、あぁ夏野菜が安くなってきたなとか
わか
エンドロールが流れるなら
記憶をひっくり返して泣き跡をなぞっていた
擦って消えるくらいなら何の苦労もしないのよ
お決まりのやりとりは癖になって
お気に入りは最後に取っておこうだなんて
明日をもったいぶって
ほんとは怖かっただけ
なんて言えやしないけど
エンドロールが流れるなら
今だと思える朝が来た
エンドロールが流れた時
諦めのつくそんな日々だった
そんな僕だった
君の写真を剥がして抜け殻を集めていた
洗って落ちるく