sAwako
歌を持ち込みたくない場所がある 時間と頭 かしこくないけどゴミステーションブルースを歌うの たくさん後退りして3歩先 不器用なりの踊り場の作り方 せいぜい、と言われてしまえばそこまで
強めの火傷をして凹んでしまった へこむなんてレベルじゃない でこぼこなんて浅さじゃない でええええええええっこぉん ぼぉおおおおおおおっこぉん! くらい ていうか凸の部分、ない。 つーーーーぼこ、つーーーぼっこん、つーーーーー みたいな感じ。 ていうか前も火傷してたよね、note.に書いた気がする。 産まれてこの方、私は火傷と生きてきた。 みたいなレベルで火傷している。 みんなこんなに火傷してるの?みんなの火傷事情知らないけど、最頻値よりは上だと思う。 温泉
話より文章の方が面白いと言われた もっとポップを歌った方がいいと言われた そんなことわかっている。 お喋りが下手なのもセトリが終わっていることも。 わかってんならさぁ! うん、わかる。それもわかる。 自分より自分をよくわかってる、なんて人 実際いないと思うんだよ。 だって自分じゃないんだもん この悩みも痛みも知らないし 理解不能な理由で続けるこの電話の幸福感を 誰も知らない。誰も知り得ない。 だって私じゃないから。 私の特権は 私が私であること 本当に私のこと
このバンドを聞くと、この曲を聞くと思い出す人がいる この曲をスキップした人が どうしても大好きで大切だった 短く切った誕生日おめでとうだけの連絡が この先も1番したくなかった我慢で泣いてしまった 一度はお気に入りのパンプスでお家を出たのに
2年前の線香花火 先に火が付いて、日頃の行いー!って 夏の希望は笑っていた ぼくらを裸にしてくれた夏が終わろうとしている この夏のはじまりはぬるかった 何もかもが気持ち悪かった 行きそびれてしまった海の家の立ち上げも 本当は僕を待っててくれていたのに そうとも知らずに鬱陶しいだけになった汗をだらだら 流しながら職場のメイヤーになろうとしていた 台風は街も予定も破壊して 見たがった未来を連れてきた 心の朝子にまだ寝てはダメだと呼びかける 彼は私の中の「看板の人」
いいほうだと思う 「耳がいい」 っていうのは、形が綺麗とか角度がどうとか 耳たぶの大きさが、とかではなくて聴力の話 高校生になるまでもCMの歌とかなんちゃってオリジナルソングとかよく歌ってた けど今思うとめちゃくちゃ下手だった。音痴だった。 それでもビデオを見て自分の声が聞こえても よくある「へんなの!」って感情にはならなかった。 あの頃から自分の声、結構すきだった。 生まれる時にいろんな種類の声を聞かされて どれがいい?って言われても多分この声を選んでたと思う。
久しぶりに開いたアプリに君がいて お前こんなところに、、、 君が撮ってくれた写真は1枚だけになった 見つけては消して見つけては消して。 マップに立ったピンも 天気アプリに地点登録された君の街も 海に行くためのプレイリストも お気に入りだったパン屋さんの朝も 全部全部消えろと思った。 痛みも踏み躙られた私の気持ちも。 この海に流れてしまえと思った。 海を前にして素直になれなくていつ素直になるんだよ って波奈江のパパに言われてしまうよ。
満員電車で倒れた時 誰もが見て見ぬふりをした どうしたらいいか分からなかった、 で殺されてしまうなら その時点でお前の存在も死んでいるのだ いやわかるよ、わかるけどさ あんなに長く気不味い時間が流れるなら 声かけちゃったり席譲っちゃった方が 楽だったと思うんだよ、あなたもわたしも。 特に目の前に座ってた人とか、 あの場でわたしが倒れてるの見て見ぬふりした全員 今後誰かの体調不良で電車遅延しても一切文句言うなよ! 助けてって言えなかったわたしも悪い!? 気付いた時に
薬代が高くてこの夏やりたかった事を諦めてしまった こんなんならやりたい事やった方がいいんじゃないか ってくらいつまんなくてただ副作用で気持ち悪い 何が楽しくて!と思ってしまうけど そもそもここに楽しいことなんてないのだよ! ということは最初から分かっていたのさ! くるりんくるりん!
息だけでただいまって言って入った真っ暗の玄関に だいすきなバンドの蓄光ラババンが見えて安心する お守りはこんなにたくさん持ってるのに 多すぎて潰されちゃいそう 鎧はこんなにたくさん着ているのに 重たくて歩けないの そんなことばっかりで下手くそかよって笑っている 差し伸べられた手がたくさんで目が回って掴めない 私はいつも下手くそで、下手くそを上手く使っている なんともまぁ、なんとも。 私はいつも理由を探している。後出しの理由。 付け足された理由。 やっつけのような
誰かみたいだと褒められて泣いた それでも他の誰かの唯一無二だと気が付いていたい 誰かの生活に絶望しても この絶望の生活が世界の隙間 覗いた瞳が僕を確かめている ヘイ、ババア 誰か達の未来-僕の今に師匠の指先 口癖になったもの見慣れたもの 隣も向かいの山も声も何度も何度も自分の身体で確かめたい 手紙のひとつでも書けたらと思うけど SNSを覗くまでで、あぁ夏野菜が安くなってきたなとか わかりたくてTシャツ背中に作る皺 自分の力で進むまで そのまま、声 そのまま、声
いろんな事が上手くいっていないことに気が付いてしまって、やけになって自分で崩した 積み重ねてきたことはみんな無駄だった 勝手なタイミングでピストルを鳴らされて 急に知らない道を走らされている ぐずぐずと文句を言って 最後にいちばん最低な言葉を自分に吐いたら さすがに彼に怒られた 怒られたというよりかは そんなこと言わないの。って言われた 何度も言うけど私は私が嫌いで 雑に扱ってきた だけど好きな人の好きな物は私も大切にしたい その物自体もだけど、その気持ちとか。
いつも心に誰かがいる 忍耐力が必要な時には中学の時の理科の先生 やりきった時には数学の先生 自分にいっぱいいっぱいになった時にはボイトレの先生 甘いものに手が伸びそうになった時には兄 このワンピースを選ぶ時には友達 お腹いっぱいになった時にはかつての彼 ごめんねって言う時には会えなくなった幼なじみ 眠れない夜にはこの声が いつもわたしのここにいる 4月になった 大量の入部届を見た顧問は 積み重なったパンケーキを見た彼は 誕生日から10日後のカレンダー
花城がかわいくて夏がより待ち遠しくなった 1年で怖くないのは梅雨明けから真夏のピークまで。 正確には真夏のピークのちょっと前まで。 入るなって言われると入りたくなって 見ないでって言われると見たくなる。 ずっとちょっと揺らいでいる。ぐらぐらぐらぐら不安定でそれでも倒れてはくれない。いっそ、いっそ、と思ってしまうけどそれも許してはくれない。 カレンの命日と彼の誕生日 またねって言ったあとにありがとねってくれる連絡がいつも大好きで大切だった。 ブレーカーが落ちる音がし
下書きばかりが溜まっていく 今寝たらそのまま目を覚まさないかもしれないのに アラームを賭けて寝る 努力を報ってやるのも私なのだよ
お願いだからイライラしないで って私が言ってる時、私はほんとにイライラしている。 部活をさぼっていた頃よく会ってた人がいる その人は私を お嬢 って呼んでた 夢の中の記憶かってくらいもう薄いんだけど その人にもっと自分を抱き締めてあげるのよって いつも言われてた あの頃も今も私は私が嫌いで雑に扱ってきた そうしてこの通り!という感じの人になった 親はすごい。親がすき。 おとうさんとおかあさんは好き?って その人に聞かれた 好きな人と好きな人から生まれた