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太陽の光は空気を暖め…ない?ひなたぼっこが気持ち良い理由とは

冬のひなたぼっこ、それは何とも言えず幸せなひととき。ヒトに限らず、ウサギも陽だまりでお昼寝するのが大好きなようです。

sleeping rabbit in the sunshine
気持ちよさそうに眠っちょりますなぁ

「ひなたぼっこが気持ち良いのは、太陽の光が空気を温めてくれるから」
長い間、私はそう思っておりました。

しかしある日、私の目に飛び込んできたのが、こちらの一文。

可視光線は無色の気体には吸収されません。

引用:一般社団法人日本地球科学会「温室効果とは?地球の温暖化とは?

つまり「(ヒトが見える光は空気に吸収されない=空気を温めない」と、そのような意味に受け取れるんですが。

科学よ、これはどーゆーこっちゃUh…... science


※本ブログは、超ド文系の筆者がかみ砕いて表現しています。科学的・数学的定義とは異なる表現がありますが、ご了承ください。

ヒトが見ている光って?

「可視」光線というからには、きっとヒトの目に見える(感じられる)光のことだろうな。
予想はつくけれど、断言できるほうがカッコいい。そう考えた私は、太陽の光について調べることにしました。

可視光線とは、光の波長のうち人間が色を感じられる約380~680nm(ナノメートル)の波長の電磁波のことです。

引用:大作商事株式会社「可視光線

どうやら「光の正体はいろいろな種類の電磁波で、空気の中をナミナミと波打ちながら進む」ということのようです。さらに調べてみると、太陽が出す電磁波は可視光線以外にも、いくつか種類があると分かりました。

①可視光線より波長が短い:ガンマ線、X線、紫外線
②可視光線
③可視光線より波長が長い:赤外線、マイクロ波、電波

このうち①はなんと、人体に有害!しかし、大気の上の層がガンマ線とX線を、オゾン層が紫外線の一部を吸収して、私たちを守ってくれているそうです。それでもお肌に届いてしまう紫外線は、日焼け止めグッズや日傘などで対策しましょうか。

大気の仕組みに感心つつ、さらに調べを進めてみると、またしても意外な事実が判明しました。

太陽光をプリズムに通して見える虹の7色がこの可視光線であり、波長の長短によって赤から青紫まで色の感じ方が違います。

引用:大作商事株式会社「可視光線

目に見える(感じる)光は、7色の波長を持っているんですね!

それなのに、全部集まると白く見えるのは不思議な感じがします。でも、光とはそういうものなんでしょうね。光の三原色である赤、緑、青を混ぜると白い光になりますし。
(超ド文系、詰めが甘いぞ!)

太陽の光とは
超ド文系フリーライターが調べたことをまとめてみた①
太陽が出す電磁波
超ド文系フリーライターが調べたことをまとめてみた②

空気が温まる本当の理由

そうは言っても、冬の陽だまりは明るくて、本当に気持ちがいい場所です。まばゆい光が空気に吸収されない、つまり空気を温めないというのなら、どうして陽だまりはポカポカなのでしょう?

地球にやってきた太陽からの電磁波、主に可視光線は、約半分が雲による反射、空気分子などによる吸収、散乱によって失われますが、残り半分が地表に届き、地表を暖めます。地表からはその熱が主に赤外線となって大気に戻ります。その赤外線を大気中の温室効果気体が吸収して大気を暖めます。

引用:一般社団法人日本地球科学会「温室効果とは?地球の温暖化とは?

つまり、まばゆい光が温めているのは空気ではなく、地面!
どうやら、陽だまりの空気がポカポカなのは「地面から出た熱(赤外線)を、温室効果気体という何者かが吸収するから」ということのようです。

こう書いては見たものの、いま一つ理解できていないド文系脳の私。
温室効果気体?そいつは何者?脳細胞をフル回転させて調べてみました。

言葉をひっくり返したような答えですが、温室効果気体は赤外線を吸収するガス。二酸化炭素やメタンなど、いくつか種類があるようです。「二酸化炭素が増えると地球温暖化が進む」と言われるのは、アイツが大量にあると、赤外線も大量に吸収されるからなんですね。

可視光線が空気を暖める仕組み
超ド文系フリーライターが調べたことをまとめてみた③

ひなたぼっこの気持ち良さとは

空気が暖まる仕組みは分かったものの、私にはまだ疑問が残っています。
ひなたぼっこのときに暖かいのは、やはり光が当たるところです。太陽の光が背中に当たっているのに「地面があったかい」とは感じません。

いったい、ヒトやウサギなどの動物が、光を暖かいと感じるのはなぜ?

日陰にいると寒いような日でも、日向に出たとたんに暖かく感じることはないでしょうか?それは、太陽光に含まれる遠赤外線による効果です。太陽と人間の間に冷たい空気があっても、太陽からの遠赤外線を人間は直接吸収することができるため、すぐに体が暖かく感じるのです。

引用:株式会社MOZU「遠赤外線について

遠赤外線という単語には聞き覚えがあります。ヒーターやハラマキ、ポカポカ靴下のパッケージに良く書いてあるアレですね。

つまり、ひなたぼっこの「あったかくて気持ちいい」は、目に見えない(感じられない)遠赤外線のおかげでした!
遠赤外線には、強い暖め効果があるということですね…遠赤ハラマキ買おうかな。

遠赤外線の効果
超ド文系フリーライターが調べたことをまとめてみた④

まとめ

今回の記事は「太陽の光とひなたぼっこの気持ち良さ」をテーマに書かせていただきました。

2025年はまだ始まったばかり、冬はまだまだ続きます。だからこそ、晴れた日のひなたぼっこは宝物のような時間。寒い日こそ、陽だまりのポカポカ感を楽しみたいものですね。

このブログでは「超ド文系フリーライター」さわきゆりが、科学について書き綴ります。果たして超ド文系脳は、どこまで科学の世界に近づけるのでしょうか?


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