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「限りある時間は自分の選択で消費されていく」

1度組織へと放り出されてしまえば、社会という名の縄でがんじがらめになって、そう簡単には脱出できなくなる。

好きを表立って言えなくなって、どんどん自分の中に押し殺して、苦しさのあまり耐えることにエネルギーを使ってしまう。

エネルギーは有限だ。

蓄えるためには少しのエネルギーを使わなくてはいけなくて。でも、そのエネルギーでさえ耐えることに使ってしまって。エネルギーをチャージするための癒しにさえ、足が向かない。

こんな生活をいつまで続けるのだろう。

少しでも気力が残っているのなら、耐えるよりも抜け出すことに気力を使いたい。

自分で選んだ道ならば、自分でどうにかしたいと思う。

「誰も止めてくれなかった」

そう嘆いても、もう遅い。

苦しさにもがいて生きるより、がんじがらめになった縄を切り裂くことにエネルギーを使いたい。

例えそこで力尽きても、長い苦しみと戦い続けるよりも遥かに有意義な時間だったと言えるのではないだろうか。


ーー2021/7/10 爽香さわか なこの携帯のメモより

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