モノクロのコメディ
星の詩、とがる夕景
毒の針みたいな正夢
君は嘘つき
あらゆる術を持たない木々の
濃淡さまざまなボキャブラリー
耳の奥が痒い
痒くて痒くてたまらなくて
たまらなくなってイラつく
作中作、とんでもない展開
心臓のド真ン中命中!
恋みたいな電流になって
裸足のまま廊下を走る
きみの骨を見せて
モノクロのコメディ
きみの髄液に足を浸して
雪みたいな花びらがふる
モノクロのコメディ
全部ぜんぶ夢だとしても
指先に血を宿して黒眼に注力する
深夜36時の寝室から漏れる光
俺が俺を殺すことで降りる幕
スタンディングオベーションが鳴り止まない
目覚まし時計の走馬灯
太々しく、わざとらしい
エンドロールの残機♾よ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?