電気肩たたき
肩が凝る。
頭が痛い。
首が痛い。
プレ老年期の声を聴いたころから、ここらあたりの不定愁訴が顕著に出てきた。
いや、カッコつけて行ってみたけど、
要するに年のせいの肩こりで、首も頭もヤバいんだよ!って話なのだ。
自慢ではないが二十代の頃は肩こりなど本当に無縁の話で、
職場の先輩方に頼まれてよく肩もみをしていたくらいなのだ。
これでも、筋がいいとか言われて重宝されて、
「あんたはこらないの?」
「いや~あたしはないですね~」
なんて、悦に入っていたものなのに。
肩こりは年齢には勝てない症状だったのか。
筋緊張性頭痛に日々悩まされることとなってしまった。
この頭痛というものは、ひどくなると本当に自分ではどうしようもなくなる症状で、自分で押したりもんだり体操したり、ストレッチに入浴しても痛みが取れないことがあり、最終手段として、本職のマッサージにお世話になるしかなくなってしまう。
この手段は、正直お財布にとっても優しくない方法なので、本当にどうしようもなくなった時しかお世話になれない。
それでも数年経験させてもらった結果、整体の方にやってもらうのが一番私にはあっていた。
整体師の方が症状によっていろいろ試してくださったのだが、
その時、人生で初めて経験したのが、これ!
電気按摩器…ではなく、低周波治療器。
いや、これ、どうなのよ。
なんで、ただ電気だけなのに『おす』『たたく』『もむ』が出来るわけ?
確かに人の手に比べたらピンポイントでの気持ちよさはないけれど、ピクンピクンと動く感じがたまらんのよ。
で、つい、買ってしまいました、家庭用の低周波治療器。
五千円弱のお値段に、たまったポイントつぎ込みました。
お試しだからね。その結果―――
これが、いい。
思った以上にいい感じ。
もう、ピクンピクン。動く感じがもうたまらん。
手が届きにくい肩の下の方まできく~ってもんですよ、ありがたい。
実は家人には内緒の買い物だったんだけど、三日前にバレまして。
で、
「やりたい、かして」
「はい…」
そして、お互い虜になりました。
「これ、足裏もできるってボタンあるけど」
「…そうね」
「やっていい?」
「…洗ってからならいいよ、足」
そうして、低周波治療器(このこ)は我が家での市民権を確立しました。
いや、技術の進歩ってすごすぎる。
電気按摩器って言ったら、昔の銭湯にあったゴリゴリのやつしか思い浮かばなかったからね。
現代のマッサージ器はそんなこともなく実に良さそうなのだけど、
狭い我が家の何処に置くのよ!
ってことで、買うなんて考えてもいなかった。
そんな我が家に降臨された治療器様。
手軽でお安く効き目もそれなり。
いや、お買い得でございました。
よろしければ皆様も…なんて、それは老婆心というものでしょう。
ささやかな味方を手に入れて、
肩こりとの戦いは、まだ続いております。
(追記)
見出しのお写真はお借りしたものです。
ので、私が持っているものとは別物です。
一応の補足をさせていただきます。
お写真お借りいたしました。
ありがとうございました。