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《未完》のメルマガーー人生に無駄なことなどひとつもない(辛いことはあるけれども)
昨日掲載した「お気に入りの評論――前田英樹「水のない泳ぎ」②(2014年12月6日)」をご覧になった方で気づかれた方もあるかと思いますが、最後に《未完》と記しました。
メルマガ「熱血!古典教育・国語教育」は、月2回発行すると決めて、仕事でどんなに疲れていても、週末にはがんばって書いていたのを思い出しました。しかし、第32号から最終号の33号まで3か月の期間が空き、気になって「編集後記」を確認したら、次のように記されていました。
「まぐまぐ」より、メルマガが削除されるといった旨のメールを受け取り、初心に帰るつもりで発行を再開しました。読者数が減っておらず、申し訳ない思いと頑張ろうという思いを新たにしました。
これからもお付き合いのほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。
(古典・国語教育を考える会)
そうだった。ーーそして、もはや新しい号を出すことなく数年後に廃刊にしたのでした。
今思い出しても叫び出しそうになるくらい、首都圏から鳥取県の職場に移ってからは、異常な毎日を送っていました(首都圏での毎日もかなり厳しいものでしたが、レベルが違い過ぎました。言葉にするのも憚られます)。
しかし、そこで仕事とは別に見出したことは多々ありました。
2018年2月から、「熱血!古典教育・国語教育」にかわり、引き続きまぐまぐにてメルマガ「鳥取寺社縁起」シリーズを発行しました。その第一弾「摩尼寺縁起」を改訂・増補してnoteに記事を移行し終え、現在は、出版して鳥取県立図書館などに寄贈することを企図しています。
また、鳥取ではアイディアで終わってしまっていた授業を首都圏に戻って実践し、それに関する論文を一本、今年発表できました。その論文がきっかけとなって、今また、新しい挑戦を始めています。
メルマガを続けられなくなった時、廃刊にした時、そして、学校の現場を去る時、どの瞬間も、それまでに蓄積した怒りや悲しみがありました。しかし、辛かった過去は去り、〝今〟はその過去の延長とは思えない展開を見せています。
上記以外にも、取り組みたいことだらけで困っています。