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親子で「読書泊」のススメ!子どもと行きたいブックホテル
こんにちは。
旅するカウンセラー、SAWAです。
日本国内&海外の「ブックホテル」めぐりをライフワークの1つにしたいと思っている私。
自宅には常に300冊の絵本があり、子供が生まれてからは月に一度の親子旅を実践したりと、とにかく本と旅が好きです!
そんな中で、ブックホテル(本×ホテル)の魅力にはまり、ホテルの情報を発信するブログやyoutubeも運営中。
大人も子供も本の世界に一緒にどっぷり浸れるブックホテルは、子連れ旅には本当におすすめです!
でも、中には「大人のための空間」としてデザインされていて、子連れで楽しむのはちょっと難しい場所もちらほら。
なので、今回は大人も子供も一緒に楽しめるブックホテルに限定して、その魅力を力説します!
※「ブックホテル」といっても、本がホテルのメインコンセプトではない場所も含まれます。
ブックホテルとは?
そもそも、ブックホテルって何でしょうか?
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■たくさんの本に囲まれる空間があること
■その場所だからこその読書体験ができること
■本がホテルのメインコンセプトの1つになっていること
この辺りがブックホテルの大事な要素だと私は感じています。
でも、本や読書をメインのコンセプトにしていないホテルでも、ライブラリーラウンジがあったり、ブックカフェスペースがあったりと、宿泊者が積極的に読書を楽しめる場所を提供してくれているホテルは全国に結構たくさんあるのです。
本×ホテルという、大好きな2つが掛け合わさった、私にとっては天国のような場所。
だからこそ、本当は一人で満喫したい気持ちもあるけれど、いずれは、親子旅の賞味期限がやってきます。
そう思うと、子供と一緒に楽しめて、子どもにとって楽しい体験ができる場所であることが、今の私にとっては最優先事項。
素敵なブックホテルは全国各地にありますが、この記事では、私が実際に訪れたことのあるホテルを5つご紹介しますね。
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SUIDEN TERRACE/スイデンテラス(山形・鶴岡)
美味しい食事、豊かな自然はもちろんのこと、約2,000冊のライブラリーを備えているこのホテル。
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ホテルの隣には「キッズドームソライ」という0歳~小学6年生までを対象にした屋内型施設(ものすごく充実した児童館のような場所)があり、ここにも800冊の蔵書があります。
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お天気に左右されず、室内で楽しめるのも良いですね!
日本は瑞穂の国といわれています。
子どもには、みずみずしい稲穂の実る国の姿を自分のアイデンティティを形作る一つに加えてほしいと思い訪れました。
ただ、私が訪れたのは冬だったので、あまり田んぼらしさは感じられずでした(笑)。雪遊びができたのは楽しかったですね。
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わざわざ観光地に行かなくても、ホテル周辺だけで楽しめるのも嬉しいポイント。
2泊3日の滞在中、ほとんどの時間を、ホテルの中とキッズドームソライで過ごしました。
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スイデンテラスでの子連れ宿泊の様子は、youtubeにもUPしているので、ぜひご覧ください。
リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ(東京・押上)
続いては、東京のブックホテル。
スカイツリーの目の前にあるこちらのホテルには、コンセプトフロアがあり、客室の中に立派な本棚を備えたブックルームがあります。
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「Art」、「Travel」、「Food」、「Child」の4つのテーマの本が選書されているスタンダードブックルームの他、4つのテーマの全ての本が読めるプレミアムブックルームもあります。
共有スペースにもオシャレなライブラリースペースが。
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このホテルの魅力はブックルームだけでなく、TSUTAYAのシェアラウンジと、サラダバーで有名なシズラーがあること。
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ホテルから一歩も出ずに、美味しい物をたくさん食べられる、食べる事が大好きな私にとっては天国のような場所でした。
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押上や浅草観光にもピッタリなホテルなので、子供と一緒にスカイツリーや花やしきで遊んだ後、滞在するのもおすすめです。
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リッチモンドホテルプレミア東京スコーレでの子連れ宿泊の様子は、youtubeにもUPしているので、ぜひご覧ください。
クルックフィールズ(千葉・木更津)
クルックフィールズは「未来へとつながっていくサステナブルな力を」というコンセプトのもと、音楽プロデューサーの小林武史氏さんが総合プロデュースした農場です。
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私がクルックフィールズに興味を持ったのは、敷地内にある「地中図書館」という場所に行ってみたいと思ったから。
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でも実際に訪れてみると、図書館だけでなく、自然の循環を体感できる場所で、子供(4歳)も親の私も一緒になって楽しみつくすことができました!
クルックフィールズは入場料を支払って利用する有料の農場です。
初めて利用する場合、メンバーシップに登録するかビジターとして利用するかを決めることができますが、地中図書館を利用したい場合と、宿泊する場合はメンバーシップ登録が必要です。
宿泊はせず日帰り利用の場合で、地中図書館を利用してみたいと思う方は、予約しておくことをおススメします!
館内には、およそ3,000冊の本が並びます。
入り口から両サイドに並べられた本棚は端の方に行けば行くほど天井が低くなっており、本物の洞窟のよう。
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奥にはホールがあり、こちらは高い天井に伸びる壁一面の本に囲まれる空間です。
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クルックフィールズでは、野菜の収穫体験や、動物にエサをあげられるふれあい体験も開催されている他、施設内の農業やサステナビリティの取り組みについて学ぶことができる「クルックフィールズツアー」に参加することもできます。
都会に住む我が子にとっては、とても貴重な自然体験ができました!
星空も、めちゃくちゃきれいなんです!
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クルックフィールズには、タイプの異なる2つの宿泊施設があります。
1つが、繭の形をした「cocoon(コクーン)」。もう1つが、トレーラーハウスの「TINY HOUSE(タイニーハウス)」
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タイニーハウスの様子はブログにまとめていますので、宿泊を検討している方はチェックしてみてください。
松本本箱(長野・松本)
松本十帖は、私がブックホテルの魅力にはまるきっかけになったお宿。
松本十帖は自遊人が手がける浅間温泉再生プロジェクトの総称で、「松本本箱」と「小柳」という二つの宿に加えて、「おやきとコーヒー」と「哲学と甘いもの」というカフェや、浅間温泉商店等のショップを含む複数の施設から構成されています。
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その中の「松本本箱」には、「新しい知との出会い」をコンセプトに選書された本およそ1万2000冊もの本が並びます。
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※ブックストアはホテルに滞在する人でなくても利用可能ですが、宿泊者以外は事前の予約が必要。
ブックストアは、「本の道」、「げんせん本箱」、「オトナ本箱」、「こども本箱」「三六五+二(367)(レストラン)」というテーマの異なる5つのエリアに分かれていています。
「オトナ本箱」と「こども本箱」は、もともとは大浴場だった場所を改装しており、こども本箱には浴槽いっぱいのボールプールも!
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食事は、子どもウェルカムのファミリーダイニング『ALPS TABLE』でいただきました。
コース料理だけど、短時間で済ませられるのと、絵本やおもちゃも置いてあるので、子供も飽きずに楽しく過ごしてくれますよ!
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宿泊したのは松本本箱のお隣にある「小柳」。
お部屋の様子はブログにまとめているので、よければチェックしてみてください。
播磨福崎 蔵書の館(兵庫・福崎)
播磨福崎 蔵書の館は、兵庫県神崎郡福崎町にある、泊まれる重要文化財。
株式会社NOTEが手掛けるまちづくり事業「NIPPONIA」の施設の1つで、300年以上の歴史がある住宅や蔵に宿泊することができます。
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もともとは、姫路藩の大庄屋であった三木家の住宅で、1655年から(関ケ原の55年後!)この場所に建っている歴史的建造物に泊まれるなんて、何だか信じられません…。
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三木家には、代々の当主が集めた大量の書物があったのだそう。
ちゃんとその歴史を踏襲して、ブックホテルになっているんですね。
三木家の住宅のお隣には、旧辻川郵便局(こちらも文化財)があり、最大4人で1棟まるごと貸し切りが可能。
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2階は客室、1階は妖怪や民俗学にちなんだ絵本や本が200冊程セレクトされた「妖怪ブックカフェ」になっています。
カフェは土日の11時~15時でオープンしているため、チェックインの15時以降~チェックアウトまでの10時の間は、宿泊者が独り占めして利用ができるのも嬉しい。
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周辺には「妖怪ベンチ」や、河から出てくるガジロー(福崎の赤いカッパ)に出会えるので、子供と一緒に妖怪探しに行くのも、とても楽しかったです。
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まとめ
子供と一緒に本を楽しめるブックホテルを5か所ご紹介してきました。
今回ご紹介したのはほんの一部で、他にも親子で「読書泊」が楽しめる施設はたくさんあります!
本の良いところは、親子の対話の媒介になってくれることだと感じています。
ブックホテルという非日常の空間で、親子で過ごす経験は、乳幼児から思春期のお子さんまで、「興味のきっかけづくり」や「絆を深める思い出作り」になる。
私はそう考えています。
そして、親だって、読書を楽しめることも大事!
今回ご紹介した施設には、全てお部屋以外に夜の居場所があるので、子供が寝た後に一人時間を過ごすこともできますよ。
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