「借金大国」の医療費に、私たちはどう向き合うべきか
1.時に、お金は「使うと増える」私たちの日常的な「家計」の感覚では、お金は使うと無くなってしまうものです。
しかし、政府支出と社会全体の富に関しては、その感覚は必ずしも当てはまりません。
政府のお金を使った時に、社会全体としてお金が減るのか増えるのかは、支出する分野によります。支出分野によっては、お金は「使うと増える」ものになるのです。
2.健康分野への支出はお金を3.61倍に増やす「借金大国」と言われるこの国に生きる私たちは、医療費を増やすべきか減らすべきかという問いに悩