オゾンホールのSDGs
オゾンホールは、毎年9月頃から南極上空の成層圏にあるオゾンの層が薄くなる現象です。
オゾン層が薄くなると有害な紫外線をオゾン層がカットできなくなるため、人間の皮膚を損傷したりその他の動植物にも悪影響を与えます。
地球のオゾン層は1990年代前半までに大きく破壊されました。それはフロンガス(クロロ・フルオロ・カーボン、以下CFC)が、エアコンや冷蔵庫の冷媒ガス・精密部品の製造工程の中の洗浄剤等として、世界中で大量に使用され大気中に放出されたことで、CFCに含まれる塩素や臭素がオゾン層を破壊したからです。
オゾン層の破壊が進むと有害な紫外線が降り注ぐ事態になることを防ぐために、1987年「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」を採択し、オゾン層を破壊する物質の製造や消費を国際的に規制しました。
この国際的な規制によりオゾン層の破壊が緩和され、1990年代後半には少しずつオゾン層のオゾン量は増加に転じています。
ただし人為的なオゾン層の破壊が起こる前の地球のオゾン層の状態に戻るには、北半球で2030年ごろ、南半球で2055年ごろ、南極域では2100年ごろとなっています。
オゾンホール問題への対応は、我々人類が引き起こした環境破壊に対して世界が協力して危機を回避した素晴らしい経験です。
現在の地球が抱える人為的に起こっている様々な問題に対しても、世界が協力してキャッチアップしていきたいですね。StaySDGs!!
#sdgs #オゾン #フロン
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