気分転換｜月15万円の自炊日記#160
2024年1月7日（日）～13日（土）。
今週は初出社。久しぶりに人に会うと疲れるとけどほっとする。
気が付いたら今の職場が自分の「居場所」になっていた。
『ファーゴ』にはまる
日曜日。
起床後、エスプレッソをちびちびしながら年末からはまっている『ファーゴ』シーズン5をさっそく鑑賞。
毎週1話ずつ配信されるのだが、ちょっとした生きがいになっている。
『ファーゴ』は、シーズン1はドハマりしたのだが、それ以降はそれでもなかった。
でも、何気なく見始めたシーズン5では、現代もはびこる家父長制、アメリカのサバイバリスト、女性の依存と自立……等など、個人的に関心のあるテーマが凝縮されておりすぐに夢中になった。
ただし、シリアスなテーマが凝縮されているが、決して左傾的な演出ではない。か細い体のヒロインが（説明はないがおそらくの体形にも何か理由がある）孤軍奮闘するなかで、周囲の共感と協力を得ながら、DVくそマッチョ元旦那と戦うアクションである。
ヒロインのドットは、『羊たちの沈黙』のクラリスに次ぐ、私の英雄になりつつある。
鑑賞後、このまま部屋でダラダラしてしまそうのもなんだったので、隣駅まで歩いてランチに。お腹いっぱいで、帰り道は苦しかった。
あるでん亭
3連休最後の月曜日（祝日）。
ピアスを物色しに行こうと、電車に乗ったが、「セールの人込みで伊勢丹になったら呼吸できなそう」と思い直し、西新宿で途中下車。
今年初めての『あるでん亭』に吸い込まれた。
2日連続のパスタだけど、まったく飽きない。
帰宅後、シャワーを浴びてストレッチ。
股関節は相変わらず固いが、さぼらず続けている。
年内に開脚できるようになるだろうか？
アボガド
火曜日。
8時に在宅勤務を開始。
途中で抜け出し、かかりつけ医に向かう。
年始のクリニックは大混雑しており、問診もそこそこに、処方箋を書いてくれた。
夕飯は豚ロースを焼いたり、アボガドを食べたり、適当に済ませた。
私ははまるとずっとそれだけ食べるので、ここ1-2週間、毎日のようにアボガドを食べている。旦那もアボガド好きらしいので、今のところクレームはない。食の相性はほんと大事。
オリーブオイル
水曜日。
早めに出社したかったのだが、案の定二度寝してしまい、若干遅刻……。
うちの会社は遅刻にはうるさくないので（自分の裁量権で考えてね～ってスタンス）、その点気が楽。
前職は「遅刻は犯罪」扱いだったので、寝坊しようものなら、その日1日針のむしろ状態だった。あの会社は行き過ぎた監視社会の縮図だったな。
昼ご飯のあと歯磨きをしていたら、社会福祉士さんから電話があった。
プライベートな内容なので会議室に移動して電話を掛け直すと、あいかわらず結論ではなく、詳細を読み上げ始めた（耳では追いきれない情報量）。
「で、結局なに？」と思っていたところ、「結論から申し上げますと、月末に○○市に来てください」と言われ全身に衝撃が走る。
（ていうか、全然、結論から申し上げてないし……。）
「はっ？先月行ったばかりなのにまたですか？」
いけない、いけない、いけないけど、苛立ちが漏れてしまった。
なんでも、件の親族の認知症が進行し、日に日に凶暴性を増しているので、医師の判断で緊急入院させたいらしい（緊急と言うわりには、月末なのは言及しないでおいた）。
入院には親族の同意が必要なので、医師が指定した日に現地に来てほしいとのこと。
「うーん、でも入院の同意の際は、リモートか郵送でもいいって、おっしゃってましたね？」とごねてみたが、相手は一歩も引く気がない。
まあ、状況が変わることはあるので、それならそれでもいいけど、理由の説明はちゃんとした方がいいと思うんだよね。
合理的な理由がない場合でも、相手の納得度が得られれば、それもそれでよし。
だけど、この行政マンはただただ、「対面じゃないとダメなんです」「いつなら来れますか？」「候補日を送ってください」を繰り返すだけ。
この際エラそうなこと言っちゃうけど、それじゃあ、ビジネスパーソン失格だよ。
いったんは保留にして電話は切ったが、病院に交渉してくれる様子もないので、結局言われた通り、月末に再訪することにした。
東北新幹線のチケット、ホテル代、合わせて5万弱。
ああ、痛い出費。痛い、痛い、痛すぎる。
しばらくピアスは諦めよう。
アボガドはやさぐれた私の心を癒してくれた。
行政マンとのやりとり
木曜日。
再び在宅勤務を選択。
気分を変えるために、8時からドトールに移動。
ついでに、お買い物今話題の事件の詳細を知るために、10年ぶりにコンビニで文春を買ったら、絵ずらがオヤジっぽくなった。ドトールで神の週刊誌って最高だな。
仕事の合間に行政マンとメールで状況確認。
やっと、やっと、やっと、行政マンが電話だけじゃなく、メールも使ってくれるようになった！
これまで、誰々が何々をして、何処何処でかくかくしかじか……みたいなやり取りがずーっと電話で行われてきたが、メールだと箇条書きで数行書けば完了する。
行政マンは何でなぜメールを避けるのか疑問に感じていたのだが、おそらく、「証跡」をあまり残したくないのではないかと思われる。
今回の経験を通じて、家族で対処するか、行政に頼るか、線引きはあいまいなことがわかったが、「あの時、やってくれるっていったじゃん！」がイヤなので、あえて電話・口頭であやふやにしているのかな、と想像。
でもまあ、ビジネスの交渉ではないので、厳格にやりすぎてもよくないよね、と大人の理解で飲み込んでおいた。
会食
金曜日。
朝からしこしこ事務作業に勤しむ。
合間に行政マンとメールのラリー。
矛盾点は多々感じるが追及はせず、疑惑があってもクロージングしておいた。
夜はお取引先と会食。
みなさんお酒は強いけど、ほどほどにセーブしている様子で、酔っぱらいは出なかった。
二次会も予定されていたが、私は参加せず帰宅。
憂鬱な出来事を忘れることができて、とてもよかった。
大人のビジネスパーソンのみなさま、ありがとうございました。
帰宅後、一杯だけ飲みたいなあと言ったら夫がウィスキーのソーダ割を作ってくれた。
こういうちょっとしたことが、家族と生活する幸せだと思う。
ヘッドスパ
土曜日。
昨晩は3時頃就寝したので、眠いけど9時に起きて洗濯してコインランドリーへ。
その後は昼から六本木に向かい、久しぶりのヘアカットとヘッドスパ。
担当してくれるスタイリストさんは、テレビや雑誌の仕事も忙しく、なかなか予約がとれなくなってしまったのだが、現在の私の髪はストレートのロング（前髪無し）なので、3カ月に1度程度のカットでも大丈夫なので間隔が空いてもさほど問題なし。
専門職をもっている女性は自信がみなぎっているなぁ、と毎回思う。
毛先をちょっと揃えてもらい、今日のメインであるヘッドスパに。
自分でも毎日、剣山ブラシやカッサでマッサージしているが、他人の手で頭皮をもみほぐしてもらうと、昇天してしまう。
もう3時間ぐらいやり続けてほしい。
めっちゃ気持ちよかったー。
サロンを出て、ミッドタウンでインテリアを少しだけ物色。
食器も置物も欲しいのはあるけど、今じゃないと判断。
というか、月末の移動・宿泊代があるので、今月は嗜好品はあまり買えない。
帰宅後、シャワーを浴びて、9時まで爆睡。真っ暗な室内でもそもそ起き上がり、コンビニで買った丸美屋のマーボー豆腐を作った。
なんせ、丸美屋なのでソースで豆腐を混ぜればいいだけなのだが、ついつい冷蔵庫の豆板醤・豆鼓醤・紹興酒・山椒をちょい足し。気づいたらかなり味変していた。
これなら最初から自分で作ればいいのではないのだろうか？ 結果、中辛が辛口になってしまったが、辛くない、痺れない麻婆豆腐なんて物足りない。
『ファーゴ』、アボガド、あるでん亭、会食、ヘッドスパのおかげで、気分転換できている。
私は気持ちの切り替えが下手なので、こういう行事がないと、いつまでもいつまでも悩んでしまう。
高齢者の介護問題はまだまだ続く。
来週も意図的に用事をつくって、気分転換するようにしたい。
とりあえずは『ファーゴ』最終話の配信があるので大丈夫。