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ぬか床に手を出す|月15万円の自炊日記#97

2023年5月1日(月)。
暇だ。何も予定がない。ジムに行く気も起きない。
人は時間ができると余計なことを考え始める。
よくないとわかっていても、数年ぶりに手を出してしまった。

何度もダメにしてきたぬか床

私の母はなんでも手作りする主婦だった。
パンも、餃子も、梅干しも、ヨーグルトも。
ぬか漬けは「当たり前にそこにあるもの」で、毎晩、樽の中を丁寧にかきまぜ、きゅうり、ニンジン、セロリ……たくさんの野菜を漬けていた。

ぬか漬けは「つくるもの」であり「買うもの」ではなかったので、実家を出た私も当たり前のようにぬか漬けを始めた。

自分でつくる漬物はおいしい。
仕事で疲弊して帰宅したとき、漬物があるだけでHPが回復する。
でも長続きさせるのが難しい。

ぬか床は生き物なので、毎日かき混ぜないといけないし、水分、塩分をコントロールしないとすぐにイヤなにおいになってしまう。

そういうわけで、ぬか床をこしらえては1-2年でダメにし、再開してはまた1-2年でダメにするサイクルを繰り返してきた。

最後にうちにぬか床があったのはいつだろう。
16年務めた前の会社の終盤は心身ともに摩耗して、ぬか床をかき混ぜる気分なんてとっくに失せていた。

ほんと忌々しい会社。もっと早くやめればよかった。
最後の1年間のイヤな思い出を忘れるのに5年もかかった。
くそーーーぉ。

ということで、生まれ変わった私は、再び自分のぬか床を育てることにした。

必要なのはこれだけ。100均一のタッパーと「河村さんちの『鉄粉ぬか床』。
きゅうり3本を沈めておく。

最初の数回はしょっぱすぎるらしいけど、それもそれでいいかも。
明日がちょっと楽しみだなぁ。

花とワイン

昨日買ったお花とシャルドネ。
もう1つ大き目の花瓶が届くので、何を飾ろっかなぁ。
こうなると観葉植物もほしくなってきた。
15年の月日をともにしたパキラちゃんとお別れしてもう何年になるのだろう。
パキラが枯れたときは、私のメンタルも枯れているときで……。
よくないよくない。イヤな過去は封印しないと。


このワインは980円のわりには美味い。

今日はSTAUBのブレイザーソテーパンを久しぶりに使ってみた。
せっかくのいい鍋なのに登場回数が少なくてもったいないけど、まあそういうもんかなぁ。

コンロ汚れてるぞ。
鶏肉をトマト缶、余ってたロゼワインで煮込む。

自分でつくるイタリアンって、イタリアを意識した和食になる。
イタリアンパセリやローズマリーを足せばいいのだろうけど、まあ家メシだからこれはこれでいっかって諦めもある。

うーん。料理上手な人、うちに遊びに来ないかな。


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